更新日:2018年12月5日
12月4日(火曜日)、第61回埼玉文化賞を受賞された、草加市出身の彫刻家で草加市美術協会名誉会長の麦倉忠彦氏が表敬訪問されました。
埼玉文化賞は文化やスポーツ、経済などの分野で輝かしい功績を残している「埼玉が誇る人材」に贈られる賞で、今回は麦倉氏を含め8人が11月22日に受賞しました。
麦倉氏は今回の受賞に関して、「思ってもみなかったことでしたが、一途にやってきた彫刻の道を、草加だけでなく埼玉でも認めてくださったことはこの上ない喜びです。生まれ育った草加から離れずにやってきたことや、世界に誇る文学『おくのほそ道』に関わる芭蕉や曽良を手掛けたことが評価されたのだと思います」と話してくださいました。
麦倉氏の作品は札場河岸公園の「松尾芭蕉像」、おせん公園の「河合曽良像」をはじめ市内各所にあり、長きにわたり多くの市民に親しまれています。
また、平成11年に草加市文化賞を受賞されたほか、今年10月には芭蕉像・曽良像の原型となる石膏像も市に寄贈いただいており、現在、市役所本庁舎西棟2階に展示しています。
-
市役所に展示中の原型の石膏像の前で
-
松尾芭蕉像と河合曽良像
この度は埼玉文化賞の受賞、誠におめでとうございます。
市でも、草加に息づくにぎわいと活気に溢れた草加らしい伝統的な文化芸術を今後より一層振興させてまいります。