更新日:2024年3月22日
もえないまちづくり事業の概要
埼玉県では、比較的小規模な「住宅密集地」が点在しています。
このような木造住宅が密集している地域で大規模な地震等が発生した場合、建物の倒壊や火災の延焼等により、甚大な被害が発生するおそれがあります。
これらの災害リスクから、住民の生命や財産を守るため、住宅密集地の早期改善を目指し、より効果的な取組を進めます。
対象区域
平成28年度に、草加市谷塚地区が「埼玉県 もえないまちづくり事業」のモデル地区に選定されたことに伴い、草加市都市計画マスタープランにおいても「防災機能改善モデル地区」に位置付けています。
以降、住宅密集地における災害リスクの改善策を実施しています。
これまでの取組
平成29年度以降、地区内において主に4つの取組を行ってきました。
- 感震ブレーカーの配布
平成29年度から30年度にかけて、町会・自治会の皆さまのご協力のもと、希望があった830世帯に感震ブレーカーを配布しました。 - 地区内の防災力向上のための啓発事業
専門家を招いての講演会や、地域の方々との防災上の課題共有・意見交換等をとおして、地域防災力の高揚を図りました。
【これまでの実施状況】
日時 会場 テーマ 平成30年3月17日(土曜日) 谷塚文化センター 谷塚地区の防災まちづくり 平成30年12月2日(日曜日) 谷塚文化センター 谷塚地区の防災まちづくり 令和5年3月23日(木曜日) 谷塚文化センター 谷塚の防災まちづくりを考える 令和6年1月21日(日曜日) 谷塚文化センター 木造住宅が密集する地域における、日頃の火災対策について
注:講演会及びワークショップの資料については、ページ下部の「関連ファイル」をご覧ください。 - 緊急避難経路の確保
避難時の妨げとなる行き止まり道路の解消を図るため、地区内に2か所の緊急避難路を確保しています。
普段は民有地ですが、緊急時に通行できるよう、地権者にご協力をいただいています。
緊急避難路 看板
緊急避難路1
緊急避難路2
- ポケットパークの活用
地区内において、暫定的に2か所のポケットパークを整備しています。
このポケットパークは、都市計画道路(谷塚松原線)の計画範囲内に整備されているため、将来的には道路になる予定です。
谷塚地区においては、都市計画道路事業の用地を活用し、災害時の延焼遮断帯や一時避難場所として有効利用しています。
谷塚みどりポケットパーク(1)
谷塚みどりポケットパーク(2)
今後について
谷塚町谷際地区(やつかちょうやぎわちく)の今後のまちづくりについては、主に次の3つを中心に進めます。
- 建物の建替促進や準防火地域の指定に係る検討
建築物の外壁や軒裏の防火性能を高め、延焼拡大リスクを抑えるため、準防火地域の指定を見据えた検討を進めます。 - 都市計画道路や公園・広場等の整備促進に係る検討
災害時の避難経路や延焼遮断機能の確保のため、都市計画道路(谷塚松原線)や公園・広場等の整備を見据えた検討を進めます。 - 防災意識啓発
講演会やワークショップ等をとおして、住宅密集地における日頃の防災対策や今後のまちづくりについて、地域の皆さまと一緒に考え、皆さまと協力しながら地域防災力の向上を図ります。
これらのポイントを踏まえ、ハード面だけでなく、時間や費用をあまりかけずに実施できる対策等も検討しながら、より安全で住みやすいまちづくりを進めていきますので、引き続きご協力をお願いします。
このページに関する問い合わせ先
都市計画課
住所:〒340-8550 草加市高砂1丁目1番1号
地区拠点整備係 電話番号:048-922-0183 ファクス番号:048-922-3145
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