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草加市

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子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)

更新日:2025年4月1日

感染症を防ぐために予防接種を行っています。対象者には郵送で通知します。

定期の予防接種は、法令で決まった対象年齢と接種間隔があり、公費(無料)で接種が可能です。しかし、その対象年齢と接種間隔に合った接種でない場合は任意接種となり、その費用は自己負担となります。また、国の健康被害救済(重い副反応が出た場合の補償制度)の適用も受けられなくなりますので注意してください。

注:指定医療機関以外で予防接種を希望される方は、事前の申請が必要です。

HPVワクチンの積極的勧奨の再開について

HPV(子宮頸がん予防)ワクチンは予防接種後にワクチンとの因果関係が否定できない副反応の疑いが報告され、平成25年6月から国の方針により積極的な勧奨は差し控えていました。
令和3年11月26日の厚生労働省の通知より、HPVワクチンの安全性について特段の懸念が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められたため、令和4年4月から積極的勧奨が再開となりました。

また、令和5年4月からは、これまで公費対象となっていた2価ワクチン(サーバリックス)、4価ワクチン(ガーダシル)に加え、9価ワクチン(シルガード9)も公費対象となりました。
接種にあたっては、本ページ及び、予診票に同封されている厚生労働省のリーフレットをよくお読みいただき、「効果」と「副反応」を十分に理解いただいた上で、体調の良い時に接種してください。


HPVワクチンキャッチアップ予防接種の経過措置について

キャッチアップ接種期間は令和4年4月1日~令和7年3月31日までですが、この夏以降の需要の大幅な増加に伴う限定出荷の状況等を踏まえ、令和7年3月31日までにキャッチアップ期間中に1回以上接種している人に関しては、期間終了後も公費で3回の接種を完了できるよう、経過措置を設けることとなりました。

対象者

接種時に草加市に住民票を有し、以下のいずれも該当する方
  • 平成9年4月2日~平成21年4月1日生まれの女性
  • キャッチアップ期間(令和4年4月1日~令和7年3月31日)にHPVワクチンを1回以上接種した方

令和4年4月1日~令和7年3月31日にHPVワクチンを1度でも接種していない場合は、期間延長の対象外になります。

経過措置の期間

令和8年3月31日まで 


注:実施医療機関・持ち物については、下記の「定期予防接種」をご参照ください。


注:接種を希望される場合は、予診票および母子健康手帳を接種実施医療機関にお持ちいただき、接種を受けてください。母子健康手帳は予防接種の接種履歴の確認および接種の記録のため必要となります。過剰接種を避けるために、接種の際は必ずご持参ください。
予診票をお持ちでない場合は、保健センター(電話:048-922-0200)までご連絡をお願いします。



定期接種 【小学6年生~高校1年生相当の女子】

小学6年生相当(令和7年度は平成25年4月2日~平成26年4月1日生)の女子に予診票を送付しています。

対象者

小学校6年生~高校1年生相当の女子(標準接種時期は中学1年生相当の年齢)

接種期間

高校1年生相当の年度の3月31日まで

実施医療機関

指定医療機関
予防接種の受付時間は、各医療機関により異なりますので、あらかじめ確認してください。

持ち物

母子健康手帳、予診票、マイナ保険証などの住所の確認できるもの

 

母子健康手帳をお持ちでない場合


  • 定期接種対象者:母子健康手帳を再発行します。保健センターまでお越しください。
  • キャッチアップ接種対象者:母子健康手帳の再発行はしませんが、予防接種の接種履歴の確認が必要となります。


予防接種履歴について
接種の際にこれまでの予防接種の接種履歴を確認するため、草加市での接種履歴(任意接種は除く)について、申請により予防接種履歴を発行します。
HPVワクチン接種後は、予防接種履歴の申請時に一緒にお渡しする「子宮頸がん予防(HPV)ワクチン接種済証」に、医療機関にて記録されます。大切に保管するようにしてください。
なお、草加市以外での接種履歴については、接種した医療機関または接種した時に住民票のあった市区町村にお問い合わせください。 


【予防接種履歴をご希望の方】
「草加市予防接種記録交付申請書」(関連ファイルよりダウンロード可)を記載し、本人確認書類を同封のうえ、保健センターまで申請してください。申請できるのは、本人(18歳未満の場合には保護者)に限ります。

自費で接種した方への償還払いについて
平成9年度~平成16年度生まれで、定期接種の対象年齢を過ぎたあと、令和4年3月31日までに自費で接種した場合は、その費用の全額もしくは一部を助成します。詳細は以下のページをご覧ください。
子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)の償還払いについて

 

子宮頸がんとは

子宮頸がんは、子宮頸部という子宮の入り口に発生するがんで、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が原因と考えられています。このウイルスは、女性の多くが一生に一度は感染すると言われています。HPVに感染してもウイルスの多くは自然に排除されますが、感染が長く続くと数年から数十年で発症することがあります。

ワクチンの効果

現在国内で接種できる子宮頸がん予防ワクチンは、国内外で子宮頸がん患者から最も多く検出される16型・18型(約50%~70%)に対する抗原を含んでいる2価ワクチン(サーバリックス)と尖圭コンジローマや再発性呼吸器乳頭腫症の原因となる6型・11型も加えられた4価ワクチン(ガーダシル)、令和5年4月からは、さらに31型・33型・45型・52型・58型も加えられた9価ワクチン(シルガード9)も公費対象となりました。9価ワクチン(シルガード9)では、子宮頸がんの原因の80~90%を占めるHPVの感染を予防することができるとされています。
HPV未感染者を対象とした海外の報告では、感染及び前がん病変の予防効果に関して、いずれのワクチンとも高い有効性が示されています。ただし、ワクチンは、すでに感染したウイルスを排除することはできないので、性交渉を経験する前に接種を受けることが最も効果的です。また、定期接種の対象年齢を過ぎてからの接種でも、ある程度の有効性があることが示されています。

ワクチンの副反応

予防接種後の副反応としては、接種部位の痛み・腫れ・赤み・頭痛・めまい・吐き気・下痢・かゆみ・発熱・疲労が起こることがあります。まれに重いアレルギー症状(呼吸困難・じんましん)や、広い範囲の痛みや手足の動かしにくさ、不随意運動の報告があります。

予防接種は必ず、本人の体調の良い時に受けるようにし、直後は必ず保護者が付き添い、30分程度は背もたれのある椅子に座るなど、医師の指示に従い安静に過ごしてください。気になる症状や体調の変化が現れたら、すぐに医師に相談してください
 

ワクチンの種類

原則として同じ種類のワクチンを接種することをお勧めしますが、医師と相談のうえ、途中から9価ワクチンに変更し、残りの接種を完了することも可能です。この場合にも公費で接種することができます。
なお、異なるワクチンを混在させて接種した場合の効果やリスクについての科学的知見は限定されています。

接種するワクチン、接種間隔については、医療機関にご相談ください。

ワクチンの種類 接種間隔(標準的接種間隔) 回数 
サーバリックス(2価)  1回目接種から1か月後に2回目接種、1回目接種から6か月後に3回目接種
 (標準的接種間隔での接種ができない場合も、必ず、1回目と2回目は1か月以上
 2回目と3回目の接種は2か月半以上あけ、かつ、1回目と3回目の接種は5か月以上あけて接種します)
3回
ガーダシル(4価)  1回目接種から2か月後に2回目接種、1回目接種から6か月後に3回目接種
 (標準的接種間隔での接種ができない場合も、必ず、1回目と2回目の接種は1か月以上あけ、かつ、
 2回目と3回目の接種は3か月以上あけて接種します)
3回
シルガード(9価) 15歳になる前に1回目を接種する場合】
 1回目接種から6か月後に2回目接種
 (1回目と2回目の接種を5か月以上あけずに接種した場合、3回目を接種する必要があります。
 その場合、2回目と3回目の接種は3か月以上あけて接種します。)
 注1:15歳未満に1回目を接種する場合でも、3回目の接種まで公費対象となります。

15歳になってから1回目を接種する場合】
 1回目接種から2か月後に2回目接種、1回目接種から6か月後に3回目接種
 (標準的接種間隔での接種ができない場合も、必ず、1回目と2回目の接種は1か月以上あけ、かつ、
 2回目と3回目の接種は3か月以上あけて接種します)

2回


または


3回

 
なお、ワクチン接種だけでは子宮頸がんを完全に予防できません。20歳を過ぎたら定期的に子宮がん検診を受けましょう。

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このページに関する問い合わせ先

保健センター
住所:〒340-0016 草加市中央1丁目1番8号
電話番号:048-922-0200 ファクス番号:048-922-1516

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