更新日:2024年11月5日
11月1日(金曜日)、岐阜県大垣市と「災害時における相互応援に関する協定」を締結しました。
大規模災害が発生した場合、隣接自治体も同様に被災し支援を受けることが難しいため、被害が及ばない遠隔地にある自治体との間で相互応援協定を結ぶ運びとなりました。
協定の内容
自治体間の相互応援協定だけではなく、災害拠点病院である公立病院(大垣市民病院・草加市立病院)間においても相互に協力ができる枠組みとし協定を締結しました。
- 食糧、飲料水及び生活必需物資並びにその供給に必要な資機材の提供
- 被災者の救助、医療救護、防疫、施設の応急復旧等に必要な資機材の提供
- 被災者の救助等及び復旧対策に必要な職種の職員の派遣
- 被災者を一時的に受け入れる施設の提供及び被災者の一時的な受入れ
- 被災した行政機能の補完
- 医師、看護師等医療関係業務従事者の派遣
協定締結式では
大垣市石田市長をはじめ、大垣市の防災を担当する職員の皆様、草加市立病院医師も参加し、協定締結式が行われました。
協定の締結に当たり、大垣市石田市長は、大垣市のこれまでの長い水との歴史や、能登半島地震での被災地支援、8月の台風10号の被害などを踏まえ、「実効性のある協定とするためには、顔の見える関係がとても重要。行政だけではなく、公立病院間も連携し支援体制を構築できる協定内容となったことをとても有り難いと思っている。既に交流のある文化振興・観光分野だけではなく、防災分野も含め、総合的に補完し合えるような両市の関係を築いていきたい。」と挨拶されました。
山川市長は、「私たちの日常を一変させてしまう自然災害に立ち向かうためには、被害が及ばない遠方の自治体とも手を取り合い、力を合わせることで大規模災害発生時に迅速かつ適切な対応が可能となる。また、奥の細道がつないだ縁が長い時を経てこの度の協定を取り交わすこととなり大変嬉しく思う。」と協定締結への感謝を述べました。
大垣市とのつながり
大垣市は、日本列島のほぼ中央に位置し、本市までの距離が約300キロメートル、人口15万7054人(令和6年9月30日現在)の自治体です。また、歴史的な側面からみると、松尾芭蕉が元禄2年(1689年)3月27日に、弟子の曽良とともに江戸を出発し、約5か月をかけて全行程約2400キロメートルを旅し、同年8月21日に「奥の細道」の紀行を終えた結びの地として知られており、本市と同様に松尾芭蕉にゆかりのあるまちです。また、豊かな地下水が自噴する地域であり、歴史的には水運が盛んだったため、古くから「水都」と呼ばれ、「水都大垣」のPRに力を入れているまちとしても知られています。
大垣市と草加市の交流は、昭和63年の「奥の細道サミット」開催を契機とし、現在では、大垣市で例年開催される「芭蕉祭」への参加や、草加市で開催している「草加ふささら祭り」に参加いただくなど相互に自治体・市民レベルで交流を深めています。
草加ふささら祭りにお越しいただきました
大垣市石田市長は、令和6年11月2日(土曜日)に開催された草加ふささら祭りの開会式に出席され、出展ブースや市内のおくのほそ道にゆかりのある場所をご覧になられました。
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関連リンク
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