更新日:2021年11月1日
先日ふささら祭りが行われたばかりの国指定名勝「おくのほそ道の風景地 草加松原」の松に、11月7日(火曜日)から8日(水曜日)にかけて「こも」が巻かれ、冬支度を整えました。
こも巻きは、松を食べてしまうマツカレハなどの害虫が越冬のため地中に潜る秋口にわらで出来た「こも」を幹に巻き付け虫を誘い込むもので、草加の晩秋の風物詩となっています。
虫が入った「こも」は来年、虫が這い出るといわれる啓蟄(3月6日頃)を前に外して処分します。
今年も早朝から一本一本丁寧にこもが巻かれ、2日間で634本すべての松が冬支度を終えました。
中には遊歩道を散歩中に、思わず足をとめて作業を眺める人の姿も。
縄でしっかりと幹に固定
綾瀬川側へ斜めに突き出た松にも慎重にこもを巻きます
寒さに備え、まるではらまきをしているような姿になった松が並ぶ草加松原。
ぜひ訪れて草加の冬の到来を感じてみてください。