下水道事業経営戦略を策定しました。

草加市下水道事業は、昭和58年（1982年）4月1日に下水道供用を開始し、下水道の需要に対応するため区域拡大を重ね、下水道の普及に努めてきました。
 
 
平成30年度末の下水道普及率は92.6%となり、市民の大部分の方が下水道を使用することが可能となっています。新田駅周辺区画整理事業地内等の未整備の区域については、区画整理事業の進捗に合わせて計画的に整備を進めていきます。
 
 
また、整備済区域については、市民に下水道のさらなる普及や下水道設備の適切な使用方法等の啓発に努めるとともに、事業者として下水道施設の適切な維持管理を行い、適宜、劣化状況を調査し、下水道施設の改築や延命化などの対策を行います。

公営企業として事業を持続させていくため、自らの経営等について的確な現状把握を行った上で、中長期的な視野に基づく計画的な経営に取り組み、徹底した効率化、経営健全化を行うことが必要となっています。

 
そのため、経営基盤の強化と財政マネジメントの向上を目指すことを目的として、中長期的な経営の基本計画である「下水道事業経営戦略」を令和元年10月に策定しました。

 
この経営戦略は、将来の人口減少による下水道使用料の減収、施設の老朽化による更新費用の増大及び下水道処理費用の増加等により、財政状況が一段と厳しくなることが予想されるため、経営の効率化と健全化に取り組み、施設更新等の投資と使用料等の財源を均衡させていくための投資・財政計画を定めたものです。

 
計画期間としては、令和元年度から令和10年度を計画期間として設定をしております。下水道事業の効率的な推進のために定期的に計画を見直すこととなっています。