更新日:2022年10月11日
帯状疱疹定期予防接種について
帯状疱疹予防接種は、予防接種法に基づき、高齢者等の重症化予防を目的として、令和7年4月から定期接種が開始となります。なお、詳細につきましては、決まり次第、個別通知やホームページ等でお知らせします。対象者
接種時に草加市に住民票を有し、以下のいずれかに該当する方- 年度内に65歳になる方
- 令和7年度~令和11年度までの5年間の経過措置として、その年度内に70、75、80、85、90、95、100歳となる方
- 年度に101歳以上になる方(令和7年度に限り)
- 60歳~64歳の方で、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能の障がいで日常生活がほとんど不可能な程度の障がいを有する方(免疫機能の障がいで身体障者手帳1級相当)
年度末年齢 | 生年月日 |
65歳 |
昭和35年4月2日生まれ~昭和36年4月1日生まれ |
70歳 |
昭和30年4月2日生まれ~昭和31年4月1日生まれ |
75歳 |
昭和25年4月2日生まれ~昭和26年4月1日生まれ |
80歳 |
昭和20年4月2日生まれ~昭和21年4月1日生まれ |
85歳 |
昭和15年4月2日生まれ~昭和16年4月1日生まれ |
90歳 |
昭和10年4月2日生まれ~昭和11年4月1日生まれ |
95歳 |
昭和5月4月2日生まれ~昭和6年4月1日生まれ |
100歳 |
大正14年4月2日生まれ~大正15年4月1日生まれ |
101歳以上 |
大正14年4月1日以前に生まれた方 |
令和7年度 接種期間
令和7年4月1日(火曜日)~令和8年3月31日(火曜日)ワクチンの種類
生ワクチン(乾燥乾燥弱毒生水痘ワクチン) | 不活化ワクチン(乾燥組み換え帯状疱疹ワクチン) | |
接種回数 | 1回 (皮下に接種) |
2回 (筋肉内に接種) |
接種スケジュール |
ー |
通常、2か月以上の間隔を置いて2回接種 注:病気や治療により、免疫の機能が低下したまたは低下する可能性がある方等は、医師が早期の接種が必要と判断した場合、接種間隔を1か月まで短縮できます。 |
接種できない方 | 病気や治療によって、免疫が低下している方は接種出来ません。 | 免疫の状態に関わらず接種可能です。 |
接種に注意が必要な方 | 輸血やガンマグロブリンの注射を受けた方は治療後3か月以上、大量ガンマグロブリン療法を受けた方は治療後6か月以上置いて接種してください。 | 筋肉内に接種をするため、血小板減少症や凝固障害を有する方、抗凝固療法を実施されている方は注意が必要です。 |
副反応 | 〇発現割合30%以上 発赤* 〇発現割合10%以上 そう痒感*、熱感*、腫脹*、疼痛*、硬結 〇発現割合1%以上 発疹、倦怠感 *:ワクチンを接種した部位の症状 |
〇発現割合70%以上 疼痛* 〇発現割合30%以上 発赤*、筋肉痛、疲労 〇発現割合10%以上 頭痛、腫脹*、悪寒、発熱、胃腸症状 〇発現割合1%以上 そう痒感*、倦怠感、その他の疼痛 *:ワクチンを接種した部位の症状 |
予防効果 (注1) |
〇接種後1年時点 6割程度の予防効果 〇接種後5年後時点 4割程度の予防効果 |
〇接種後1年時点 9割以上の予防効果 〇接種後5年後時点 9割程度の予防効果 〇接種後10年時点 7割程度の予防効果 |
- (注1)合併症の一つである、帯状疱疹後神経痛に対するワクチンの効果は、接種後3年時点で、生ワクチンは6割程度、組換えワクチンは9割以上と報告されています。
- <以下の方はワクチンの種類を問わず、接種をすることができません>
- この予防接種の接種液の成分によってアナフィラキシーを呈したことがある方
- 接種前に発熱を呈している方
- 重篤な急性疾患に罹っている方
<接種に注意が必要な方>
以下の方は、接種にあたって注意が必要なので、あらかじめ医師に相談してください。
- 心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患等の基礎疾患を有する方
- これまでに、予防接種を受けて2日以内に発熱や全身の発疹などのアレルギー症状があった方
- けいれんを起こしたことがある方
- 免疫不全と診断されている方や、近親者に先天性免疫不全症の方がいる方
- 帯状疱疹ワクチン(生ワクチン、組換えワクチン)の成分に対してアレルギーを起こすおそれのある方
- 輸血やガンマグロブリンの注射を受けた方は治療後3か月以上、大量ガンマグロブリン療法を受けた方は治療後6か月以上置いて接種してください。(生ワクチンの接種を希望される場合)
- 血小板減少症や凝固障害を有する方、抗凝固療法を実施されている方(組換えワクチンの接種を希望される場合)
帯状疱疹とは
帯状疱疹は、水ぼうそう(水痘)と同じ「水痘・帯状疱疹ウイルス」が原因で起こります。子どもの時に水ぼうそうに感染した方は、治った後も水痘・帯状疱疹ウイルスが生涯にわたって体内(神経節)に潜伏します。 その潜んでいた水痘・帯状疱疹ウイルスが、疲労やストレス、加齢などによる免疫力の低下により活性化することで発症する皮膚疾患が帯状疱疹です。 帯状疱疹は、50歳以上になると発症率が高くなり、80歳までに3人に1人は発症すると言われています。
症状
通常、帯状疱疹になると、初めにピリピリ・チクチクといった神経性の痛みを感じ、数日で発疹や水ぶくれが生じ、赤い帯状に広がります。その後、2週間から4週間程度で症状は治まり、かさぶたとなっていきますが、発疹などの皮膚症状が治まった後も、帯状疱疹後神経痛を患う可能性があるといわれています。また、その他の後遺症として、視力低下、難聴、局所的な麻痺も引き起こされる場合もあります。
治療
帯状疱疹の治療は、原因となっているウイルスを抑える抗ウイルス薬と、痛みを和らげる痛み止めが使われます。治療をせずに放っておくと徐々に悪化し、長い間痛みが残る可能性もあるため、早い段階で受診し、早期治療につなげるとともに、十分に休息をとり、安静に過ごすことを心がけましょう。予防のために
バランスの良い食事と適度な運動、十分な睡眠など、規則正しい生活習慣を保つことで免疫力が高まり、予防に効果的です。また、ストレス発散を心がけることも大切です
関連リンク
- 帯状疱疹ワクチン(厚生労働省)(外部サイトにリンクします)
このページに関する問い合わせ先
保健センター
住所:〒340-0016 草加市中央1丁目1番8号
電話番号:048-922-0200 ファクス番号:048-922-1516