更新日:2026年4月8日
草加市ではこどもまんなか社会の実現をめざし、こどもの意見を市の施策に取り入れる取り組みをすすめています。

そのため、「第四次草加市総合振興計画」のこども版を作成し、市長へ伝えたいことを手紙で送ることができるようになっています。
このページでは、皆さんから市長に寄せられたご意見(要約)と、市長からのお返事をご紹介します。
清門小学校6年生の皆さん
注:多くのご意見をいただいたため、テーマごとに回答しています。
草加市長の山川百合子です。たくさんのお手紙をありがとうございます。小学6年生の皆さんがこんなにも草加市のことを考えてくれたことを、とてもうれしく思っています。せっかくすばらしい意見を出していただいたので、少し長くなってしまいますが、ぜひお返事をさせてください。
お返事はいくつかのテーマに分けて、市役所の中にある観光やまちづくり、税金、教育などそれぞれのテーマを担当する部署に確認しながら書いたので、少し専門的なお話もあります。もし分からないところがあったり、もっと詳しく知りたいと思ったら、先生やおうちの人に聞いたり、本やインターネットでも調べてみてください。そして、そこからまた新しい意見が生まれたら、ぜひまたお手紙をくださいね。
・近くに遊ぶ場所や買い物が楽しめる場所が欲しいという意見について
皆さんが自転車や歩いて行ける距離にテーマパークや、欲しいものが買える、おいしいものが食べられるお店があって、そこで大人からこどもまで安心して楽しむことができるのは、とてもすばらしいことだと思います。
テーマパークやお店を作るには、それを建てるための場所、そこで施設を運営したいという企業、周りに住んでいる人たちの協力などが必要になります。草加市では、市役所だけでなく企業やまちの人たち、そして小学生の皆さんとも協力してまちづくりを行っているので、そのつながりを生かして皆さんが楽しく暮らせるまちをつくっていきたいと考えています。
また、草加市では皆さんが楽しく過ごせる魅力的なお店が増えるように、新しくお店を始めるための支援を行っています。近くに新しいお店ができたら、ぜひ、応援のためにもご飯を食べに行ったり、買い物に行ったりしてくださいね。
・税金の額に対する意見について
皆さんの意見の中には、様々な視点から「こうしたらもっと税金が溜まるのではないか」というアイディアがいくつもありました。また、「税金を増やしたい」という意見と、反対に「税金を増やさないようにしてほしい」という意見の両方がありましたが、考え方によってはどちらも正しいと思います。
税金は、建物や道路を整備したり、ごみの処理費用に使ったりと、私たちの生活をよりよくするため、色々なことに使われています。一方で、税金は皆さんから払っていただいているものなので、増やしすぎると皆さんの負担になってしまいますし、逆に減らしすぎると、税金を使ったサービスを続けられなくってしまいます。そのため、税金については、皆さんの負担が増えすぎないよう気を付けながら、草加市がより良いまちとなるよう、適切に活用していきたいと考えています。
・プールなどの水遊びができるアスレチックが欲しいという意見について
暑い日に大きなプールで泳ぐと気持ちが良いですよね。私も水遊びができる場所が近くにあると良いと思いますが、実は、草加市は家やマンション、お店や工場などがたくさん建っているため、大きなプールをつくる場所や水辺がなかなかありません。また、つくった場合には、たくさんのお金がかかります。
そうか公園と松原団地記念公園には大きな池があります。松原団地記念公園は、いきものや水辺の植物が育つための環境をつくるために整備されたので、遊べるように整備するのが難しい状況です。一方、そうか公園は現在リニューアルを考えています。アンケートを実施したところ、「そうか公園にあったら良い・ほしいと思う施設は何ですか」という質問に対して、水で遊ぶことができる施設やアスレチックがほしいという意見が上位にランクインしました。今後、そうか公園のリニューアルを検討する中で、池の活用や遊び場の充実についても検討していきたいと考えています。
それから、大きな施設ではなくても、近くの小さな公園でちょっとした水遊びができるようになったらどうでしょうか?または、夏の間だけ水を使ったイベントが開催されたらどうですか?草加市には皆さんにまちを好きになってもらうため、様々なイベントを考える人がたくさんいます。また、「草加がもっとこうなったらいいのにな」という思いを実現できる「こどもファンド」という仕組みもあります。ぜひ、まちの人たちと一緒にもっと楽しいアイディアを考えてみてくださいね。
・人が集まる観光スポットやイベント会場が欲しいという意見について
テーマパークや大きなプールなどと同じように、観光スポットになるようなデパートやライブなどができるイベント会場を建てるには、広い場所とたくさんのお金が必要です。それから、実際にライブが開催されるときには人がたくさん集まるので、トラブルが起きないよう、警備員の方々など、たくさんのスタッフを集めなければいけません。
実は、以前にアイドルグループに来てもらって、草加市を応援してもらうイベントを開催しようとしたことがありました。会場の広さと警備のきびしさなどが問題となって、残念ながら開催できませんでした。東京ドームなどで行われるような大きなライブを草加市内で開催することは今のところ難しい状況です。もう少し小さなライブイベントやコンサートなどであれば、草加市文化会館でも定期的に開催されていますので、ぜひ足を運んでみてくださいね。
観光スポットについては、国の名勝に指定された「草加松原」や、呈茶の体験を楽しめる「漸草庵」など、今ある観光スポットに新しい魅力を付け加えることで、さらにまちの魅力を高めていきたいと考えています。具体的には、まち歩きに便利な「草加まち歩きマップ」などを作ったり、旧日光街道や草加松原を活用したイベントを実施しています。
また、こうした観光スポットは、まだまだ海外からの観光客には知られていません。海外の方にも興味を持ってもらえるよう、観光スポットの魅力を向上させ、草加でしかできない体験を作り、SNS等を通じて海外に向けて発信していきたいと考えています。
それから、駅周辺をにぎやかにして観光名所にしたいという意見もいただきました。清門小学校から一番近い駅は新田駅ですね。実は今、新田駅周辺をもっと便利にするため、にぎわいと住みよい環境の整ったまちづくりを進めています。交通広場や公園などを整備することで、人々が住み、遊びに、見に来るようなまちを目指しています。
これからも草加市の知名度を上げてたくさんの人に草加のいいところを知ってもらえるよう、様々な取組を進めますので、皆さんからも良いアイディアがあれば、また教えてくださいね。
・綾瀬川をきれいにしてほしいという意見について
草加市では、「綾瀬川流域クリーン大作戦」というイベントを開催し、ボランティア団体やまちの人たちと一緒に、川の周りの清掃や川に捨てられた自転車や粗大ごみの引き上げを行っています。また、ボランティア団体の中には、綾瀬川を定期的に清掃してくれている人たちもいます。これからも市役所だけでなく、ボランティア団体や企業やまちの人たち、そして皆さんと協力して、綾瀬川がもっともっときれいになるようにしたいと考えています。皆さんも興味があればぜひイベントに参加してみてください。
イベント会場などの大きな観光スポットが欲しいという意見がありましたが、綾瀬川のような自然も観光スポットになりますね。これからも草加の自然を大切に、多くの人が観光に来てくれるような場所になるよう、良い環境にしていきたいと思います。
・物価に対する意見について
物の値段の事を物価と言いますが、物価はどうやって決まっていくのでしょうか。物価は、物を作る人や物を売る人が、どれぐらいの手間や時間、費用がかかったのかによって、高くなったり安くなったりします。また、物が欲しい人の数とその物の実際の数のバランスによっても、高くなったり安くなったりします。
では、物の値段を安くするためには、どのようなことができるでしょうか。まず1つ目として、物の数を増やすことが考えられます。具体的な例としては、国が行った備蓄米の売り渡しです。災害等に備えて保管していた備蓄米を売り渡すことで、お米の流通量を増やし、米の値段を安くしようとしています。また、2つ目として、物を作っている人や物を売っている人に補助金を出して、物を安く売ってもらうようにする方法です。具体的な例としては、電気やガス、ガソリン会社に国が補助金を出して値段を安くしています。
このように色々な考え方がありますが、どの方法にもお金がかかります。このお金は市民の皆さんから集めた税金を使うことになります。また、草加市だけで対策を行っても大きな効果は期待できません。
税金は物価高対策以外にもいろいろなことに使われます。税金の良い使い道として、どのようなことをするのが良いのか、市役所では一所懸命に考えています。清門小学校の皆さんも考えてみて良い方法が思いついたら、また提案してもらえるとうれしいです。
・道路や建物など、まちづくりに対する意見について
まずは、道路の安全確保に関するすばらしい提案をいただきました。皆さんの生活に関わる、とても重要な課題です。
道路の見通しを良くする、急カーブを減らす、遮断機などを設置することは事故を防止するために効果的であると思います。実現するためには、土地を提供していただく、遮断機などを置く理由をしっかりと住民の皆さんに理解していただくなど、周りに住んでいる人たちの協力が必要になります。
今後もこうした声を大切にしながら、安全で安心できるまちづくりを進めていきたいと思います。
そして、マンションを増やしたいという意見もありました。確かに、草加市には既にたくさんの家が建っているので、多くの人が住めるようにするには、マンションを増やす必要がありますね。
草加市では、まちづくりの基本となる計画「草加市都市計画マスタープラン」で未来のまちのイメージや計画を決めており、市民の皆さんが快適に暮らせるように、計画に沿ってまちづくりを進めているので、マンションを建てるときは、周りの環境や地元の人たちにどんな影響があるかを考える必要があります。
そのほか、都市計画法に従う必要もあります。都市計画法は、「都市の健全な発展と秩序ある整備を図るための法律」、つまり、まちが元気に成長するよう、きちんと整えるためのルールです。このルールでは、用途地域(どんなことに使う場所かを決めるエリア)をはじめ、建ぺい率(建物を建てることができる土地の割合)や容積率(土地の大きさに対して、どれくらいの大きさの建物を建てられるかの割合)などが決められています。草加市にマンションを建てるときには、周りの環境や地元の人たちへの影響を考え、ルールに従って建築してもらえるよう、気を付けたいと思います。
・公園に関する意見について
公園についてはたくさんの意見をいただきました。
まず、環境を守るため、自然豊かな場所としての公園を増やしたいという意見です。自然は、地球温暖化を防ぐための対策となったり、いろいろな生き物が暮らす場となったり、たくさんの役割がありますね。自然のある公園を増やすには、今ある公園にお花や樹木を植えたり、新しい公園をつくったり、また、使い方を工夫することで実現できることもあると思います。色々な方法がありますが、多くの人たちと協力しながら進めることで大きな効果を生むことができると思います。今後も、清門小学校の皆さんをはじめとする市民の方々や企業の皆さん、国や埼玉県など、様々な人たちと協力しながら、自然いっぱいの公園をつくれるよう、取り組んでいきたいと思います。
次に、公園の使い方についての意見もいただきました。公園が汚れているのでもっときれいに気持ちよく使いたい、野球の練習に使いたいなどの意見でした。ご意見のとおり、公園がしっかりと管理されていないと、たくさんの人に遊びに来てもらえませんし、皆さんが気持ちよく利用できません。草加市では、公園に来た人が気持ちよく過ごせるよう、樹木の剪定や雑草の草刈、遊具の塗装をし直したりしています。また、トイレの清掃は週3回行うなど、公園の管理を行っています。公園が楽しく、そして気持ちよく利用できるようにするには公園を使う人が、公園を大切に利用することも大切だと思うので、皆さんにもご協力をお願いしたいと思います。
そして、野球の練習に使いたいという意見ですが、公園は、小さなお子さんやお年寄りまで様々な方々が利用するので、バットや硬球・軟球を使った野球は、他の利用者に危険が及ぶ可能性があるため禁止となっていて、野球の練習ができないことが多いと思います。しかし、野球やサッカー、バスケットボールなどの練習がしたいという声もたくさんあります。そのような公園にするためには、公園を利用する皆さんが周りの人に迷惑をかけないように思いやりを持って利用することや周りに住んでいる人たちの理解と協力が必要になると思います。私も、公園でボール遊びができれば、皆さんがもっと楽しく公園を利用できると思っているので、地域の人たち、そして皆さんと市役所が協力しながら、より楽しく使える公園をつくっていきたいと考えています。
また、遊具や噴水、ベンチなど公園の設備についての意見もありました。今、清門小の学区内では新しい公園を整備する予定はないのですが、古くなった遊具を順番に交換しながら、毎年少しずつ新しい遊具の設置を進めています。近くの公園でいうと、昨年は長栄西公園や新栄道下公園、清門中央公園で遊具を交換しています。今年の交換は現在計画中ですが、まつばら綾瀬川公園や、松原団地記念公園では新しい遊具の設置を予定していますので、完成は来年3月になってしまうかもしれませんが、近くに行った際には遊びに行ってみてくださいね。また、まつばら綾瀬川公園には噴水があり、水にふれて楽しめる場所になっています。他の公園にも噴水があると良いと思います。しかしながら、まつばら綾瀬川公園のようにある程度の広さが必要で、皆さんが安全に使えるように管理する費用も必要であることを考えると、将来のまちのこともしっかりと考えた上で進めていくことが大切だと思います。
新しい遊具や噴水をつくることで「住んでいる人たちのいこいの場や他の学校の子との交流の場」とすることや、「他の市にはなく珍しく人が集まる」ということを言ってくれていましたね。まちづくりを進める上でとても大切な視点だと思います。今後、草加のまちをつくっていく上で皆さんが提案してくれた視点も大切にしながら、魅力的なまちづくりを進めていきたいと思います。
・学校に関する意見について
皆さんが今通っている小学校の状況と、これから進学する中学校に対する意見をいただきました。まず、学校にさびやひび割れがあることについては、今回お手紙をもらったことで、市役所の中にある学校施設を管理する担当の部署に伝えることができました。小学校の建物などで、他に何か気づいた点や修してほしいところがあれば、児童の皆さんからも、先生に伝えてもらいたいと思います。学校の先生がその場所を見て、内容によって修理の担当者に依頼をします。草加市の小・中学校は古い建物がとても多いので、危険なところや古いところから順番に修理を行っていきます。
次に、スマートフォンを日常的に学校に持ってくることを許可してほしいということですね。自分たちの学校生活に疑問を持ち、今あるルールを自分たちで考え直すことはすごく大切なことだと思います。メリット(よい面)とデメリット(よくない面)の両方をまずは自分でよく考え、その上で、友達やおうちの人、先生など、様々な人とよく話し合ってみましょう。きっとそのメリットとデメリットは、人によって違ってくるはずです。だからこそ、皆さん、おうちの人、学校の先生、地域の人を交えて話をしてみてください。
そして、新栄中学校の校庭についての意見もありました。校庭は、授業や部活、運動会・体育祭をはじめとした行事など、いろいろな活動を行う場所です。どのようなスポーツや行事でも使える万能な環境として、学校の先生や多くの関係者と相談しながら、5年前に工事を行いました。ですから、今の校庭を大切に使っていただき、今後、校庭の環境が悪化したときなどには、より良くするための方法を考えていきたいと思います。
身近な場所に対して「もっとこうなったらいいな」と考えて、声を挙げることができるのはすばらしいことです。ぜひこれからもお友達と意見を出し合いながら、疑問に思ったことは先生やおうちの人など大人に相談してみてください。もしかすると、当たり前だと思っていたことでも、見直してみると、皆さんにとってより良い状況にすることもできるかもしれません。
・最後に
清門小学校の6年生の皆さん、草加市のまちづくりについて貴重なご意見をいただき、ありがとうございました。皆さんからいただいた提案は、大人の私たちにはない新鮮な視点でした。これからのまちづくりに当たっては、皆さんの意見を大切に取り入れていきたいと思います。こどもたちが住みやすく、楽しめる誰もが幸せなまちづくりを目指していきますので、今後ともご協力をお願いいたします。皆さんの熱心な取組みに心から感謝いたします。これからも、皆さんの明るく元気な姿が見られることを楽しみにしています。
ありがとうございました。
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