更新日:2022年9月7日
この日は、協賛者をお招きして開催され、来賓として市や市議会の代表のほか、ドナルド・キーン記念財団代表理事のキーン誠己氏、レリーフ制作者の麦倉忠彦氏が参列しました。
冒頭に、主催者を代表して会代表の今井宏氏より、長きに渡って草加市の文化発展にご尽力いただいたドナルド・キーン先生の功績のお話と挨拶がありました。
続いて、浅井昌志市長から、祝辞の中で「この顕彰記念碑はキーン先生への感謝が形になったもの。キーン先生が世界に発信したものとして『おくのほそ道』があり、『おくのほそ道』の普及啓発を行なう本市にとって、先生が残した足跡を大切に守っていくことは大変意義深いもの。」と述べました。
今井宏代表
浅井昌志市長
その後、顕彰記念碑建立までの設立経緯の説明、レリーフ製作者麦倉忠彦氏への感謝状贈呈などが行われた後、『父ドナルド・キーンを語る』と題してキーン誠己氏による講演が行われました。講演の中で、キーン誠己氏は「父ドナルド・キーンを寿ぐための会に感謝します。父も今頃天国からニコニコ見ていると思います。」と言い、キーン先生に出会った人々を魅了する、ユーモアと優しさあふれるお人柄がわかるエピソードの数々を、写真やホームビデオの映像とともに語っていただきました。
キーン誠己氏
会終了後には、記念品の一つである先生の著書『日本を寿ぐ』にキーン誠己氏から落款を押していただく時間があり、1人ずつキーン先生との思い出や感謝の言葉を伝えている姿が印象的でした。
参加した方から「キーン先生をずっと尊敬していた。日本人になろうと決意してくださった先生に恥じないよう過ごしていきたい。」という声が寄せられていました。