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草加市

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ウクライナ代表相撲選手団が来訪・草加中学校相撲部と練習を行いました

更新日:2022年7月11日


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左からヴェレシウク・オレクサンドル選手、セミクラス・スヴァトスラヴ選手、ダイヤウリ・ワジャ選手、埼玉県伝統工芸士 昼間時良氏、浅井昌志草加市長、地場産業振興協議会 鈴木会長、カウチェンコ・デミン選手、コレニスク・カリーナ選手、ベレゾフスカ・イワンカ選手

 7月にアメリカで開催される国際大会「ワールドゲームス2022注:」に参加するウクライナ相撲連盟の選手やコーチが7月3日、草加市に来訪しました。
 ウクライナ代表相撲選手団は、ロシアによる侵攻の影響で練習場所を失いました。そのような中、ウクライナ相撲連盟JAPAN事務所が「ウクライナ相撲支援プロジェクト」を立ち上げ支援を開始しました。5月に来日した選手団は、大分県、愛媛県で合宿を行い、アメリカ出発前の東京滞在時に練習場所や交流の機会を探していたところ、相撲が盛んで、力士が着用する浴衣が地場産業である草加市に注目していただいたことから今回の来訪が決定しました。
注:ワールドゲームスは、世界最高水準のアスリートが競い合う「国際ワールドゲームス協会(IWGA)」主催の国際スポーツ競技大会で、国際オリンピック委員会(IOC)の後援で4年に一度、夏季オリンピックの翌年に開催されます。競技数は39競技で7月7日から17日、開催場所はアメリカ合衆国。

 来訪したウクライナ代表相撲選手団は、市長を表敬訪問し、歓迎セレモニーが執り行われました。
 セレモニーでは、草加市地場産業振興協議会から浴衣と各選手の名前を書いた草加せんべいを、草加おかみさん会から寄付金のほか、お茶などが贈呈されました。選手たちは笑顔の中浴衣に袖を通しました。
 浅井昌志草加市長は「ようこそ草加市にお越しくださいました。皆さんの活躍が祖国を守るために今も戦い続けているウクライナの人々に大きな勇気を与える。心から平和を願い、今後もすべてのウクライナの人々に寄り添っていく」と挨拶。
 フロプコ・リュボヴィ代表コーチは「私たちの国の現状を受け止めていただき感謝しています。今までの拠点はロシア軍の侵略で練習できなくなってしまったが、多くの方々が見捨てずに協力してくれ、こうして日本で合宿を行うことができた。思いを裏切らないように精一杯努力していきたい。」と大会への抱負を語りました。
 また、草加市に避難しているウクライナ避難者も同席し、交流を行いました。避難者を代表してコルスン・ビクトルさんは「本日は招いていただき感謝しています。初めて相撲を見るためとても楽しみ。ウクライナアスリートは私たちの誇りである。草加市がしてくれたことに感謝している。」と挨拶しました。

 

 
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贈呈されたメッセージ付き国旗を持つヴェレシウク・オレクサンドル選手 

 同会場メインアリーナでは、草加場所わんぱく相撲大会が開催されていたことから見学を行いました。わんぱく相撲大会は小学4年生から6年生が参加し、国内200地区の予選大会から両国国技館で全国大会が開かれる小学生対象の最も大きな相撲大会で、草加場所は地区大会に位置づけられています。
 わんぱく相撲大会から、ウクライナ代表相撲選手団へ応援セレモニーが行われ、寄付金と大会参加者の子どもたちから寄せ書きしたウクライナ国旗が贈呈されました。

 

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    ウクライナ代表相撲選手の練習のようす

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    ウクライナ代表選手の胸を借りる草加中学校相撲部員

  セレモニー終了後、ウクライナ代表相撲選手団は練習を行いました。
 練習会場は、草加中学校相撲部の皆さんが清掃、準備し、ウクライナ代表選手と一緒に稽古に励みました。
 参加した草加中学校相撲部部長の関茂大喜さん(3年)は「ウクライナ選手団とのぶつかり稽古では、選手の皆さんがしっかり体を鍛え上げていて、技も技術もあり、重くて押すことができなかった。悔しく、もっと強くなりたいと思った。世界大会では、戦争で被害を受けた皆さんの分も勝って頑張ってほしい。」と国際大会で好成績を残してきたウクライナ代表選手の強さと大会へ期待を話しました。

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