『おくのほそ道』への旅立ちの日に芭蕉像・曽良像のお身拭いが行われました

俳聖・松尾芭蕉とその門人・河合曾良が、『おくのほそ道』の旅で草加市を訪れた5月16日にあわせて、市民団体による札場河岸公園に建立されている芭蕉翁像とおせん公園の曽良像のお身拭いが行われました。
　　　　　　　　　

元禄2年(1689年）旧暦3月27日の朝、深川を発った二人は千住で舟を降り、見送りの門人・知人と別れ、「奥羽長途の行脚」の第一歩として草加までの歩みを始めます。そして、この旅の第一の感慨を「其の日漸々早加と云ふ宿にたどり着きにけり」と記しています。当日は、草加宿神明庵運営協議会と草加市奥の細道市民推進委員会の皆さんをはじめとする約50人が、芭蕉像・曽良像の汚れをきれいに拭き清めました。
　

お身拭いの後は、この日に合せて本格的にオープンすることとなった観光案内所「草加宿芭蕉庵」で呈茶のおもてなしを受けながら草加に関する三択クイズを楽しんだり、特別に運航された観光用和舟「草加松原」への乗船体験で川面からの草加松原の風景を堪能されていました。

草加宿芭蕉庵

札場河岸公園内　午前10時30分～午後3時30分　（月曜休館・祝祭日の場合は翌日休館）

草加宿神明庵運営協議会により運営される観光案内所。国指定名勝「おくのほそ道の風景地 草加松原」をはじめとした市内の観光案内や、草加せんべい・皮革製品などの地場産品の販売のほか、草加松原を活かしたイベントなどが開催されます。