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草加市

好き!がまちのチカラになる。

更新日:2025年1月6日

「好き!」を原動力に行動していたらまちのためになっていた--。
生活の100パーセントをささげられるわけじゃない。
ライフステージも、どんどん変化していく。
それでも好きだから続けたいと奮闘する若者にお話しを聞きました。

菊池陸人さん、澤邊竜馬さん

左|菊池陸人(きくちりくと)さん/33歳。
市内最年少・県内で2番目に若い民生委員・児童委員。
「こどもが好き!」という気持ちが原動力。2児のパパとして家庭と仕事との両立に悩みながら奮闘中。

右|澤邊竜馬(さわべりょうま)さん/大学3年生。
草加市子ども会第8代会長で、草加市子ども会育成者連絡協議会リーダーたちの代表。
「草加が好き!」という気持ちを原動力に、まちづくりの会議にも積極的に参加。

好き!がまちのチカラになる。

対談テーマは「好き!がまちのチカラになる。」ですが、おふたりの「好き!」についてお聞かせください。

こどもが好き!菊池さん

菊池
そうですね。これといったきっかけはないんですが、3人兄弟の長男で、親戚も年下が多い環境で育ったので、小さい子のお世話に慣れていました。友達の弟や妹と遊ぶのも得意でした。
実は、最初に興味を持ったのは「児童委員」という言葉。
社会人になって、営業車の中などで聞いていたラジオの中で『あなたのまちの民生委員・児童委員』というようなコマーシャルを聞いたんです。「児童委員」ってなんだろう?とすごく興味がわきました。
結婚してこどもが産まれてからも、地域のこどもたちにも何かアクション出来ないかな、と考えていました。ある日妻が無人販売所に民生委員・児童委員募集のチラシを見つけてくれて。それで連絡してみました。

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行動力がすごいですね。

菊池
「本当にやるの?」と何度も確認されました。なんでって思っていたんですが、周りの委員さんはほとんどが50代後半以上で、推薦された方ばかり。立候補で、しかも30代の僕が来たので驚かれていたんだと分かりました。
ギャップを感じたり、もどかしく思う気持ちもあるけど、周りの先輩が助けてくれて、話を聞いてくれる環境ですね。
地区の最年長の委員さんと一緒に活動していて、少しずつ子育て世代に向けた活動も企画しているところ。僕の提案も「やってみよう!」と言ってくれて、本当に周りに恵まれているなと感じます。

育ててもらった草加で自分にできることを。草加で育つこどもがもっと増えて欲しい

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澤邊さんの「好き!」は?

草加が好き!澤邊さん

澤邊
僕は草加に育ててもらったと感じていて。近所の人が見守ってくれたり、寺子屋で勉強を教えてもらったり、家族以外の大人にも育ててもらって今があるなと。
草加で育つこどもが増えて欲しいな、という思いで子ども会の活動を頑張っています。

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すてきな考え方ですね。

澤邊
市が主催のまちづくりについて考える円卓会議にも参加しています。参加している地区では自分が最年少で、僕の上は40代くらいの方になる。もっと若い人に参加してもらいたいです。
本当に草加市が好きで!自分にできることをやっているという感じです。

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草加ラブですね!地元をそこまで強く愛せるってすばらしいですよね。

菊池
僕は草加市出身ではないんですが、ここまですごい地元愛を抱いたことはないかも。

民生委員・児童委員はまちのパトロール隊。ご近所の中の困りごとを支援につなげています

おふたりの活動について教えてください。

菊池
僕は民生委員になって3年目で、谷塚西部地区の生活援護部会に属して活動しています。メインの活動はまちのパトロールかな。市の職員だと拾いきれない「あの家のおばあちゃん、最近あんまり外に出てこないみたい」とか、「赤ちゃんの泣き声がずっと続いていて心配」とか、困りごとの声を聞いて、必要なところにつなげるのが役割です。
あとは、多世代交流の食事会「ふれあい会食(注:)」に参加する人に声をかけたり。今は高年者の方向けの活動が多いですね。

注:ふれあい会食…地域住民が主体の地区社協(市内に10か所)が主催する主に一人暮らしの高年者を対象とした会食。地区社協は町会・自治会や民生委員・児童委員や地域のボランティアの皆さんによって運営。

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澤邊さんはどうですか?

澤邊
主に小学生が様々な体験活動を行えるのが子ども会。市内の子ども会が無い地域のこどもたちが参加できる「草加市子ども会」で会長をしています。また、草加市子ども会育成者連絡協議会というリーダーやボランティアの集まりの中で、リーダーたちの代表をしています。
特に中高生のジュニアリーダーの育成が重要だと考えていて、過去にはこどもの視点に立つためのディベート研修を行ったことも。

おふたりともモチベーションがとても高いですよね。何か秘訣はありますか?

菊池
仕事でもお客様が幸せに過ごせるように常に考えていて、「誰かのために」動くことが自分のモチベーションにつながっている気がします。

澤邊
僕はモチベーションが下がったことはないですね(笑)。本が好きなので、読んで色々な考え方などを吸収して物事を多角的に見ることを意識しています。

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20代、30代ってこれからライフステージが変わったりしますよね。学生から社会人になったり、家族が増えたり、仕事のステージが変わったり、こどもが進学したり…
今までのように活動を続けていけなくなったり、モチベーションに変化が出たとき、どのように乗り越えたいと思っていますか?

モチベーションはむしろ高まっています

菊池
実は今年、仕事で役職がつくようになって、これまでよりも時間の制約が出てきました。活動に参加できないことが増えたり、影響が出てきています。
月に一回の地区の定例会にオンラインで参加できる仕組みを作ったり、民生委員・児童委員の活動内容を整理して、働いていても委員になれるように変えていきたいと思っています。
ライフステージは変わりましたが、子育て世代に向けた活動もどんどん企画していきたいと思っているところなので、モチベーションはむしろ高まっています!

みんなと話して見えてきた本音。リーダーが集まって話す機会をつくる

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澤邊さんはこれから就職活動ですよね。

澤邊
そうです。ライフステージの移り変わりについてはわからないですが、働きながら子ども会に関わり続けている先輩もいるので。
モチベーションの部分でいうと、リーダーのみんなのモチベーションを上げるためにはどうしたらいいか悩み、一人ひとりと面談をさせていただきました。その中で見えてきたのが、定期的にリーダーで集まる機会が欲しいと。
僕が一人で決めていたら、きっと集まらなかったと思うんですよね。みんなから出た意見だから、部活が忙しかったりする中でも参加してくれる。
やっぱり、リーダーとして子ども会に関わっているみんなは、やる気があったり、こどもが好きだったりというのはあると思うので。
菊池さんがモチベーションが高まっているっておっしゃっていたんですけど、僕も下がったことないので、少し似ているのかなと思いました。

やってみて自分が笑顔になれるかどうか。笑顔になれないなら、別のことを試したっていい

菊池
好きなことをしているときの自分が一番輝く。
嫌な顔して好きなことしてる人っていないですよね。やってみて自分が笑顔になっているかどうか。笑顔になれないなら別のことを始めたらいいと思います。

澤邊
そうです、自分の人生ですよ!自分の人生なので、好きなことをしましょう!

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素敵なメッセージ、ありがとうございました。

まちで活躍している大先輩(1)

丹下和子(たんげかずこ)さん
草加市民生委員・児童委員協議会 会長

丹下和子さん

民生委員・児童委員は、身近な地域での活動です。
「つながりづくり」「支え合い」を大切にしています。
まちを見守り、時にはお宅を訪問して地域のことを知っていく。
思いやりがあふれる地域づくりの素地となります。
若い皆さんに民生委員になっていただけたらと思っています。
先輩委員の皆さんがサポートしてくれますので、福祉に興味のある方、ぜひ一緒にいかがですか。

まちで活躍している大先輩(2)

本多恵子(ほんだけいこ)さん
草加市子ども会育成者連絡協議会 会長

本多恵子さん

草加市子ども会育成者連絡協議会は、こどもたちの笑顔と成長を支える楽しい活動が充実しています。
キャンプやお祭り運営などイベントを企画・運営し、自分のアイデアを形にできます。
仲間と一緒に学び、リーダーシップや企画力も磨ける絶好のチャンス!こども好き、イベント好きなら大歓迎。
楽しく地域貢献しながら、自分も成長してみませんか?

民生委員・児童委員に興味がある人

民生委員・児童委員に興味がある人

10地区に分かれて、それぞれ特色ある活動をしています。
詳細は福祉政策課または社会福祉協議会へ。

問い合わせ
福祉政策課へ。
電話048-922-1234
ファクス048-922-1066

草加市社会福祉協議会
電話048-932-6770
ファクス048-932-6779

草加市子ども会
育成者連絡協議会のボランティアに興味がある人

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ボランティアスタッフを募集中。
詳細は申込フォームかこども青少年課へ。
対象:49歳まで

問い合わせ
こども青少年課へ。
電話048-928-6421
ファクス048-928-9632

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