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草加市

時代は人が創る

更新日:2024年11月1日

草加の皮革産業の真髄、それは「人と人とのつながり」である。
その長い歴史の中で、親から子へ、師匠から弟子へ、仲間から仲間へと、技と心が脈々と受け継がれてきた。
人のつながりが産業の文化を形づくり、唯一無二の存在へと導いたのだ。
もしこの団結がなければ、草加の皮革産業は今の栄光を手にすることはなかっただろう。
職人たちは互いに支え合い、補い合いながら時代の荒波を乗り越えてきた。
結びつきが、草加の誇りと伝統を守り続け、支えてきたのである。
この産業は、職人たちの誇りと魂が染みついた、草加のかけがえのない財産だ。

そして、草加の皮革産業の卓越した技と伝統が認められた象徴的な作品がある。
ここに映る着物は、デザイナー篠原ともえ氏と草加の職人たちが共同で手掛けたもので、廃棄されるはずだったエゾシカの革を美しい山脈に見立て、着物へと昇華させたものだ。
その斬新な発想と技術は高く評価され、世界的な広告賞を受賞した。
この成功は、草加の技術力が世界に通用することを証明した瞬間でもある。

時代を動かし、形作るのは、他でもない『人々の揺るぎない思い』だ。
草加の地で築かれたこの産業は、人々のつながりによって守られ、育まれてきた。
そして、どれだけ時代が移ろうとも、情熱の灯が消えることは決してない。
草加の職人たちの魂は次世代へと受け継がれ、彼らによって新たな物語が刻まれていく。
未来へと続くこの物語は、途切れることなく、永遠に響き合いながら紡がれていくだろう。

【特集】伝統と革新が紡ぐ、SOKA LEATHER物語:完
(C)日本タンナーズ協会 撮影:井上佐由紀

この「THE LEATHER SCRAP KIMONO」は、篠原ともえ氏と「そうか革職人会」が手掛けた作品。
日本タンナーズ協会の広告作品として発表され、第101回ニューヨークADC賞にて2冠を達成した。
アンテナショップ「ぱりっせ」にて展示中。

革に宿る命、未来へと紡ぐ伝統の技

時をこえて輝き続けるSOKA LEATHERの誇り-
人々が紡いできた物語と、未来への希望を映像で感じてほしい。

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