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草加市

「だれもが幸せなまち草加」実現へ

更新日:2024年4月1日

令和6年度一般会計当初予算を解説!

この特集では、令和6年度当初予算の中から市の主要な取組や、今後の見通し、市長の考えをわかりやすく解説していきます。

1年間で使う予定の金額 895億6,500万円

この金額は、令和6年度一般会計当初予算額です。
一般会計とは、福祉サービスや道路の整備など、皆様の生活に関わる事業で使用する予算のことです。

歳入(収入)・歳出(支出)

01: 未来を切り拓く主な事業

令和6年度に行う市の主な取組の中から、市民の皆様にも関わりの深い8つの事業を抜粋してご紹介します。

市民一人ひとりを取り残さない

福祉なんでも相談窓口の設置

「だれ一人取り残さない」福祉を実現するために、だれもが安心して相談できる窓口として、「まるごとサポートSOKA」の機能を拡大充実し、支援体制の整備を図ります。

福祉なんでも相談窓口の設置

福祉プラスのまちづくりの推進

障がい者の社会参加促進等につながる民間主導の取組を創発し、暮らしの豊かさや地域社会のつながりを実感できる地域共生社会の実現を目指します。

福祉プラスのまちづくりの推進

こどもたち一人ひとりを大切にする

こどもまんなかそうかの推進(こども提案モデル事業)

子どもの声を聴き、未来を担う子どもの思いや提案を形にし、まちづくりにいかす仕組みを構築します。

こどもまんなかそうかの推進

こども医療費の支給対象を18歳まで拡大

令和6年4月から子どもにかかる医療費の自己負担分の支給対象期間を「通院・入院ともに18歳年度末」までに拡大します。

こども医療費の支給対象を18歳まで拡大

市民一人ひとりの命と身体、財産を守る

水害対策の強化

浸水センサーの設置や内水氾濫に対応するための排水ポンプを整備するとともに、老朽化している排水施設の改修・維持管理により水害対策を推進します。

水害対策の強化

消防庁舎の整備

草加消防署の老朽化が顕著であるため、まつばら綾瀬川公園南側公共用地に草加消防署新庁舎を整備します。

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稼ぐ力で活力ある地域経済の実現

(仮称)柿木・青柳エリアグランドデザイン策定

市北東部スポーツ施設整備やそうか公園のリニューアルなども見据え、エリア価値向上のため「(仮称)柿木・青柳エリアグランドデザイン」の策定を進めます。

(仮称)柿木・青柳エリアグランドデザイン策定

地域まちづくり推進事業

市、獨協大学、UR都市機構、東武鉄道株式会社、民間企業、地域住民が一体となって、獨協大学前〈草加松原〉駅西側地域のエリアプラットフォームを構築し、未来ビジョンの策定を進めます。

地域まちづくり推進事業

02: 草加市を取り巻く環境

令和6年度当初予算では、事業の優先順位を慎重に検討し、財源を確保しました。

今後も進展する少子高齢化や人口減少により、財政状況がさらに厳しくなっていくことが予想されます。

課題1
社会保障経費等の増加

高齢化の進展により社会保障経費の増加や、少子化対策による支出が増加傾向にあります。

課題2
施設の老朽化

本市の公共施設は、建設後30年以上の建物が全体の64%を占めており、改修には多額のコストが必要です。

課題3
維持コスト増加

光熱費の高騰や人件費の増加など、公共サービスの維持に必要なコストが上昇しています。

03: このまちを将来世代へと引き継げるように新年度を草加の未来を切り拓くスタートの年に

草加市長 山川百合子
草加市長 山川百合子

構造改革公民連携、未来へ投資、選ばれるまちへ

市の貯金を取り崩し編成した令和6年度予算

令和6年度の一般会計当初予算では財政調整基金(市の貯金)からの繰入額が過去最大の約56億円となりました。

この繰入により、令和6年度当初予算編成段階での財政調整基金の見込み残高は、実質的に、ゼロになりました。
また、公共施設の整備に必要な資金を積み立てている公共施設整備基金についても一般会計にほぼ全額を繰り入れて、どうにか当初予算を編成しました。

構造改革の断行と公民連携の推進

今回の予算編成を通じて私が痛感したことは、今後ますます進展する少子高齢化や人口減少を考慮すると、これまでの考え方の延長で市政運営を継続することは困難であり、抜本的に市政運営のこれまでの在り方を見直し、構造改革を断行しなければ、この財政危機を打開することは難しいということです。

そこで、令和7年度の予算編成を見据え、持続可能な財政運営を取り戻すため、事業の改善や廃止を含めた検討を外部人材とともに実施する、「事業総点検」を行い、歳入確保、歳出削減の両面から予算の確保を進め、新たなチャレンジへの足掛かりとなる取組を進めていかなければならないと考えています。

また、民間活力を積極的に市政運営に取り入れるため、新たに公民連携推進室を設置し、民間事業者の創意工夫や資金、ノウハウ等を最大限に活用し、行政課題の解決や市民サービスの向上、地域の活性化を図ることにより、最大の効果を生み出すための公民連携を推進します。

未来を切り拓く3つの基本的な考え方

本市の財政状況や今後取り組むべき課題を踏まえ、「だれもが幸せなまち 草加」の実現と草加の今を支え、未来を切り拓くため、新年度の市政運営は、次の3つの基本的な考え方に基づいて進めます。

1つ目は、「市民一人ひとりを取り残さない」取組です。

誰一人取り残さない持続可能なまちづくりの観点から、多様化、複雑化する市民ニーズに対応し、市民生活の向上に向けた取組を推進するとともに、未来を担う子どもたちを始め、高年者、障がいのある方、だれもが生き生きと幸せを感じながら暮らせるよう、市民の皆様に寄り添った包摂的な施策を進めてまいります。

2つ目は、「こどもたち一人ひとりを大切にする」取組です。

全ての子どもが、本市の未来を創る大切な主人公です。
「こどもまんなか」社会の実現に向け、子どもの人格を尊重し、家庭や地域において、子どもが大切に育てられ、子育ての喜びが実感できるよう、子育て、子育ち支援の充実を図ります。

私は、今後、構造改革を推進する中で生み出される財源により、未来を切り拓く施策に投資をしていきたいと考えています。
子育てしやすい環境の整備や未来を担う子どもたちへの投資により、本市の魅力と活力の向上を図り、まちの価値を高め、少子高齢化や人口減少社会においても、子育て世代に選ばれ、住み続けたいと思えるまちを目指します。

3つ目は、「市民一人ひとりの命と身体、財産を守る」取組です。

頻発化・激甚化する災害への対応や消防・救急体制を強化するため、草加消防署を新たに建設、移転し、自治体の基本的な使命である、市民の皆様の暮らしを守る取組を推進します。

また、地域の防犯力の強化を図るとともに、市民の皆様が安心して利用できるよう公共施設の適正な維持管理に努め、安全で安心なまちづくりを進めます。

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