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草加市

特別インタビュー

更新日:2023年10月20日

草加市音楽都市宣言30周年&国際ハープフェスティバル35周年を迎えた今回のメインコンサートは特別な企画が盛りだくさん。
主催者やゲストの皆さんに、メインコンサートに向けての思いや楽しむポイントを伺いました。

日本ハープ協会会長 井上美江子

井上美江子

草加市はハープのまち。
国際ハープフェスティバルが始まってから35年という年月の中で、草加市の皆さんにハープの音色が親しまれているのを感じてきました。

今年のメインコンサートは1日目に特別に結成された吹奏楽団とハープの世界初演の協奏曲の共演。
私も演奏者として参加します。

2日目は、草加-日本 国際ハープコンクールの歴代優勝者と、海外からのゲスト アレクサンダー・ボルダチョフさんとの共演が楽しめます。
彼はポピュラー音楽やオーケストラの楽曲をアレンジして演奏するなどとてもユニークな奏者なのでお楽しみに!
世界的にも歴史のある同コンクールから羽ばたいたハーピストが帰ってくる特別なコンサートです。

メインコンサートの他にもプレコンサートを様々開催しており、多くの若い演奏者が出演しています。

伝統あるハープフェスティバルを受け継ぎ、新しいことを取り入れながら、楽しい企画を考えていきます。

日本ハープ協会副会長 宮原真弓

宮原真弓

9月20日、新しい市庁舎での、さかはし矢波さんとのプレコンサートはとても和やかな雰囲気の中、行う事が出来ました。

市庁舎という場所柄、ビジネスライクな空気なのではと、お越しくださるお客様の人数を心配しましたが、とても盛り上がりました。

終了後も個人的に握手を求めて来てくださる方もいらして、ますます草加市民の方々と共有できるフェスティバルが近づいてきている実感がありました。

今年のハープフェスティバルは長年私が考えていた、草加市民の方々と共に奏でる音楽祭、というコンセプトが実現した形となり大変嬉しく思います。

日本ハープ協会・フェスティバル委員も一丸となって準備を進めております。

世界でも有名になった「SOKA HARP」を、皆さまどうぞお楽しみください。

30周年記念ウィンドオーケストラ指揮者 さかはし矢波

さかはし矢波

今年は“音楽都市宣言”30周年、“ハープフェスティバル”35周年の節目の年。
国内を見渡してもこれだけ長く、音楽を大切にしている自治体はないと思います。

たまたま日本ハープ協会の会長・副会長が私の音大時代の先輩で、市内在住の私に声がかかりました。
「何か記念の企画を」と考えた中で、今回のハープ協奏曲の新作初演に決まりました。しかもこの新作は、“2台のハープと吹奏楽”という、世界でも他に類を見ない形のもの。
音楽を大切にしている草加から世界に発信するにはとてもインパクトのある作品になると思います。

また、今回は市内のアマチュア吹奏楽愛好家や縁のある音楽学校、そしてプロの演奏家の方々との特別編成の吹奏楽団を結成して、世界初演を支える事になっています。

作曲は各方面で大活躍の私の同級生の久木山直さん。
どうぞ皆さま、世界初演というたった一度しかない機会を私たちとご一緒に体験なさってみてください。

委嘱作“2つの赤い星の輝く光”作曲者 久木山直

久木山直

曲名の「2つ」というのは、この曲を演奏してくださる2人の敬愛するハーピストをイメージしました。

いくつかの線が絡み合い、ややゆったりしたテンポの旋律からリズミカルで速い流れに。
その後、別の要素が重なり、再度リズミカルに盛り上がり咆哮して終わります。

ブラスの持っている、弦楽器ではできない、質感や歯切れなどの面白さと、ハープ2台の異なる音域や奏法の絡み合い、ハープらしいアルペジオ、旋律的な動きを意識して聞いてもらえたら嬉しいです。

曲に込めた思いは、多分皆さんが恋人にラブレターを書いているときと同じような感じだと思います。
聴いていただいた方それぞれが素敵な情景を思い浮かべていただけたら嬉しいです。

指揮者はさかはし矢波さん。
一緒にこんな大編成の曲を作り上げるという夢のようなことが起こるなんて、本当に嬉しいかぎりです!

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