更新日:2024年2月
給水方式について
給水方式には、「直結式給水(直結直圧式給水・直結増圧式給水)」と「貯水槽式給水」があります。給水量、配水管の口径、給水栓の高さ、給水状況等に応じて決定します。
直結直圧式給水
配水管の圧力で給水栓まで直接給水する方式です。給水可能な階数は3階までとなります。
○3階建建物直結直圧式給水の主な基準
3階建建物直結直圧式給水の主な基準(共同住宅の場合) | |
計画1日最大給水量・給水戸数 | 21m3以下(共用栓を除く)でかつ21戸以下 |
配水管の口径 | φ75mm以上の配水管が布設されている道路と敷地が接していること |
分岐管の口径 | φ50mm |
量水器の口径 | φ20mm以上 |
給水栓の高さ | 分岐道路面より8m以下 |
逆流防止弁の設置 | 量水器の直近下流側に設置 |
内部配管 | 最上部に空気弁を設置したφ50mmの立ち上がり管 |
量水器の設置 | 各階に量水器を設置できるパイプシャフト構造(規定の寸法あり) |
適用除外及び貯水槽方式が適切な建物 | 一時に多量の水を使用する建物 常時一定の水供給が必要な建物 断水による影響が大きい建物 毒物、劇物及び薬品等の危険な化学物質を扱う建物 |
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直結増圧式給水
配水管と給水管の間に増圧ポンプを設置し、給水管の圧力を増して給水する方式です。
○直結増圧式給水の主な基準
直結増圧式給水の主な基準(共同住宅の場合) | |
建物の高さ及び戸数 | 増圧ポンプの口径がφ75mmの場合(概ね15階程度145戸以下) 増圧ポンプの口径がφ50mmの場合(概ね10階程度50戸以下) |
配水管の口径 | φ75mm以上φ350mm以下 |
分岐管の口径 | 配水管の口径の2ランク以下 |
量水器の設置 | 各階に量水器を設置できるパイプシャフト構造(規定の寸法あり) 3階建建物に限り、量水器を地上に設置することが可能 |
適用除外及び貯水槽方式が適切な建物 | 一時に多量の水を使用する建物 常時一定の水供給が必要な建物 断水による影響が大きい建物 毒物、劇物及び薬品等の危険な化学物質を扱う建物 |
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注1: 増圧ポンプは、公益社団法人日本水道協会規格(JWWA B 130)又はこれと同等以上の性能を有するもの。
注2: 貯水槽式給水から直結式給水に改造する場合、既設給水管の耐圧試験及び水質検査が必要となります。
貯水槽式給水
配水管から受水槽に一旦貯水し、加圧ポンプで給水する方式です。
○貯水槽式給水の主な基準
貯水槽式給水の主な基準 | |
貯水槽式給水の適用 | 直結式給水(直結直圧式給水・直結増圧式給水)の適用外で、3階以上の建物に給水するとき 有毒薬品を使用する施設で、逆流によって配水管の水を汚染させる恐れがあるとき (クリーニング店、メッキ工場、印刷工場、金属・機械器具製造業など) |
受水槽の設置・構造 | 独立した構造とし、地中ばり、耐力壁等と併用しないこと 修理及び内部の定期清掃が容易な構造とし、φ500mm以上のマンホール及びタラップを設けること 換気口を設け、20m3以上の受水槽の場合は、内部を2槽に分けること 受水槽全ての面の表面と建築物の他の部分との間に空間があり、6面点検が容易にできるようにすること |
量水器の設置 | 各階に量水器を設置できるパイプシャフト構造(規定の寸法あり) 3階建建物に限り、量水器を地上に設置することが可能 |
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注:建築計画がある場合は、各給水方式の細目について必ず関連ファイルからご確認ください。
このページに関する問い合わせ先
上下水道部水道営業課
住所:〒340-8555 草加市氷川町2118-5
営業係 電話番号:048-927-2220
ファクス番号:048-927-1561
給水係 電話番号:048-925-3135
ファクス番号:048-927-1561
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