特別支援教育に関する推進計画

インクルーシブ教育システムの構築に向け、これまで、第三次草加市教育振興基本計画をもとに特別支援教育のグランドデザインを作成し着実に整備してきた特別支援教育に係る環境を、有効かつ適切に活用し、本市における特別支援教育を更に推進することで児童生徒への支援を更に充実させていくことが重要であると考え、令和3年6月に本市では、『特別支援教育に関する推進計画』を作成しました。

　特に、本市において特別支援教育を推進する上での大きな課題として、通常の学級、特別支援学級、通級による指導における、すべての教員の特別支援教育に係る人材の育成・指導力の向上があげられます。
　そこで、全ての教職員の特別支援教育への適切な理解及び効果的な実践を、目標とする指標に設定し、今後推進していく取組として「支援体制の充実」「多様な学びの場の整備」「研修の充実」の3つを大きな柱として計画しております。

１　支援体制の充実

• 教育支援室における各種相談（指導主事・臨床心理士・言語聴覚士等による相談）
• 特別支援教育指導員による継続した支援
• 特別支援教室児童担当指導員による個に応じた支援
• 通級指導教室による指導・助言
• 巡回相談員による学校への助言
• 特別支援教育支援員による特別支援学級在籍児童生徒への支援
• 幼稚園、保育園、子育て支援センター、あおば学園等関係機関との連携

２　多様な学びの場の整備

• 特別支援学級・通級指導教室の適正な設置
• 県立特別支援学校のセンター的機能を活用した専門的支援
• 支援籍学習の推進
• 県立特別支援学校と連携した相談会・見学会

３　研修の充実

• 通常学級担任を対象とした特別支援教育推進教員育成研修会の実施
• 特別支援学級新担任を対象とした実務研修会の実施
• 県主催の研修会・講習会への参加、市内授業研究会の実施