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「脳脊髄液減少症(低髄液圧症候群)」をご存知ですか?

更新日:2025年3月24日

「脳脊髄液減少症(低髄液圧症候群)」とは?

 脳と脊髄の外側は【硬膜】という膜におおわれており、この硬膜と脳脊髄の間は、脳脊髄液(髄液)という透明な液体で満たされています。
 「脳脊髄液減少症」は、交通事故やスポーツ外傷など、体への強い衝撃を受けて硬膜が傷つき、そこから脳脊髄液が漏れ出して、脳脊髄液が減少することが主な原因です。しかし、明らかな原因がなく発症することもあり、いまだに定まった知見や治療法が確立されていないため、国において専門家による医学的な解明が進められています。
 また、「低髄液圧症」、「脳脊髄液漏出症」と表されることもあります。

主な症状は?

 起立性頭痛(立位によって増強する頭痛)などの頭痛、頚部痛(首の痛み)、背部痛、腰痛、めまい、吐き気、倦怠感、易疲労感、不眠、記憶障害、集中力低下、聴覚過敏、視力低下、羞明感、眼の奥の痛みなど。
 また、これらの症状は、起立・座位で悪化しやすかったり、天候・気圧の変化の影響を受けやすいといわれています。
脳脊髄液減少症イラスト

医療機関の受診・治療について

 「脳脊髄液減少症」が心配なときは、医療機関を受診して正確な診断を受けることが大切です。
  
 埼玉県では、県内病院・診療所を対象として、脳脊髄液減少症の診察・治療に関するアンケート調査を実施し、調査結果を県ホームページにて掲載しています。
 
 医療機関の詳細につきましては、埼玉県ホームページ:脳脊髄液減少症(禎瑞液圧症候群)の診察・治療が受けられる医療機関(外部サイトにリンクします) をご確認ください。

ご理解とご協力をお願いします

 「脳脊髄液減少症」の症状は日内変動が大きく、症状の軽いときは健康な人と何も変わらないように見えることもあります。
 そのため、朝、頭痛で起きることができず、立ちくらみやめまいなどの症状が出るため心因的なものと誤解されたり、学校では「不登校」と判断されてしまうこともあります。

 「脳脊髄液減少症」という疾病があること、その疾病の特殊性を理解し、「怠け病」「精神的なもの」と誤解することなく接していくことが大切です。

 やさしい

関係患者団体等のリンク

 認定 特定非営利活動法人 脳脊髄液減少症患者・家族支援協会(外部サイトにリンクします)

 脳せき髄液減少症・子ども支援チーム(外部サイトにリンクします)

このページに関する問い合わせ先

健康づくり課
住所:〒340-0016 草加市中央1丁目1番8号
電話番号:048-922-1156
ファクス番号:048-927-0501

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