更新日:2021年12月10日
主な原因
腸管出血性大腸菌が感染することで引き起こされる感染症です。O157、О26、О111など様々な菌の型があります。主に菌に汚染された食品(生肉、野菜等)や水の摂取 、また、感染者の便で汚染された手がトイレの取っ手などに触れることで、他の人の手を汚染し、口などを通して感染します。主な症状
初期症状は、下痢や腹痛です。その後、激しい腹痛 、血便、おう吐などの症状が出ます。症状が出るまでの潜伏期間は2~14日(平均3 ~5日)です。感染しても症状が出ない場合も多くあります。また、 患者の約6%~7%にHUS(溶血性尿毒症候群)などの重篤な合併症が発生することがあります。
予防法
- 石けんと流水でよく手を洗いましょう 。
・調理前、生肉を触った後、生で食べる食品を触る前など、調理の種類が変わるごとに手をよく洗いましょう。
・トイレの後や感染者のおう吐物・便処理後の手洗いも十分に行いましょう。 - よく加熱し、調理後は早めに食べるようにしましょう。
・調理の際は、食品を中心部まで加熱しましょう。菌は75℃で1分間以上加熱することで死滅します。
・調理後はできるだけ早く食べ切りましょう。 - 調理器具と食品の保管場所に注意し、清潔を心がけましょう。
・まな板や包丁などは、肉用、魚用、野菜用など、使用目的別に使い分けましょう。
・調理器具使用後は、 洗剤でよく洗い、乾燥させた後に保管しましょう。
・冷蔵庫や冷凍庫は食品別に袋分けするなど区分けし、こまめに掃除しましょう。
対応
初期症状がありましたら、早めに医療機関を受診しましょう。特に 、乳幼児、高年者の方など抵抗力の弱い方は、重症化する可能性があるので、早めに受診しましょう。
施設内で感染者が出た場合は、おう吐物・便の処理の際にマスクや手袋をして処理し、処理後は十分に手を洗いましょう。
関連リンク
- 食肉の生食・加熱不足を原因とする食中毒に気をつけましょう!(外部サイトにリンクします)
- 腸管出血性大腸菌感染症流行情報(外部サイトにリンクします)
- 食の安全・安心に関するパンフレット(外部サイトにリンクします)
このページに関する問い合わせ先
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