メニューにジャンプコンテンツにジャンプ
草加市 SOKA CITY

奥の細道・芭蕉企画事業

更新日:2024年2月27日

草加と『奥の細道』

元禄2(1689)年3月27日、46歳の松尾芭蕉は、奥州に向けて江戸深川を旅立ちました。後に日本を代表する紀行文学『奥の細道』として結実する旅の始まりです。深川を出た芭蕉は千住宿まで舟で行き、そこで見送りの人々に別れを告げて歩み始めます。『奥の細道』の中では「もし生きて帰らばと、定めなき頼みの末をかけ、その日やうやう草加といふ宿にたどり着きにけり」と記されています。

草加市には、芭蕉が歩いた草加宿、そして舟が行き交った綾瀬川の面影が、草加松原など市内各所に息づいています。札場河岸公園には芭蕉像が設置され、芭蕉の文学碑も建立されています。

草加市と『日本文学研究者 ドナルド・キーン氏』

ドナルド・キーン氏は、日本文学研究の第一人者で、奥の細道をはじめとする古典文学を英訳し、日本文学の魅力を世界に広めた方です。
草加市とは、昭和63年(1988年)11月、本市で開催した「奥の細道シンポジウム」で基調講演にご登壇いただいたことを縁に、「奥の細道文学賞」の選考委員や「ドナルド・キーン賞」創設へのご理解など、本市の奥の細道のゆかりを通じた文化芸術の振興に多大なるご貢献を賜りました。
平成25年(2014年)には、今までの功績を称え『草加市文化賞』を受賞されました。

「奥の細道・芭蕉企画事業」への取り組み

昭和63年、草加市では「奥の細道紀行」三百年に先がけて「奥の細道国際シンポジウム」を開催し、紀行三百年にあたる翌年には第2回の国際シンポジウムを開催するなど、芭蕉が『奥の細道』の旅の一歩をしるしたまちとしてのゆかりを大切にしたまちづくりを進めています。

「奥の細道・芭蕉企画事業」では、「奥の細道文学賞、ドナルド・キーン賞」や「草加松原国際俳句大会」の実施により、草加らしい文化の風を全国また世界に向け発信しています。
また、奥の細道に関連する自治体で構成する「奥の細道サミット」に参加し、「奥の細道」ゆかりの地への誘客と交流人口の拡大を図る事業を行うとともに、加盟自治体と連携を図り、それぞれの地域活性化を目指しています。

「奥の細道文学賞」と「ドナルド・キーン賞」

『おくのほそ道』紀行300年に因み、国際化時代に対応した「奥の細道国際シンポジウム」を昭和63年に開催以来、『おくのほそ道』とのゆかりを大切にしたまちづくりを進めてており、「奥の細道文学賞」は、その一環として、平成4年に創設しました。「奥の細道文学賞」を実施することで、地域文化を振興し、文芸を活かした待ち作りを全国的に発信することで、草加市のイメージアップを図る。

また、「ドナルド・キーン賞」は、「奥の細道国際シンポジウム」では、講演会を行ったり、「奥の細道文学賞」では、選考委員を務めるなど長年にわたり草加市の文化振興にご尽力いただいたドナルド・キーン氏の功績を称え平成24年に創設しました。

なお、ドナルド・キーン氏の名を賞に使用したものは、草加市の「ドナルド・キーン賞」のみです。

【奥の細道文学賞】及び【ドナルド・キーン賞】受賞作品

第1回 奥の細道文学賞

応募総数:368点

受賞作:「利根川図志」吟行
受賞者:清水候鳥

第2回 奥の細道文学賞

応募総数:303点

受賞作:佐分利谷の奇遇
受賞者:本田成親

第3回 奥の細道文学賞

応募総数:232点

受賞作:有明物語
受賞者:山田たかし

第4回 奥の細道文学賞

応募総数:161点

受賞作:つばなの旅路
受賞者:矢野晶子

第5回 奥の細道文学賞

応募総数:114点

受賞作:春帰家
受賞者:清水ひさ子

第6回 奥の細道文学賞

応募総数:150点

受賞作:父母との細道
受賞者:星野透

第7回 奥の細道文学賞

応募総数:104点

受賞作:『阿武隈から津軽へ』
受賞者:宗像哲夫

第8回 奥の細道文学賞

応募総数:68点
大賞
受賞作:父を追う旅
受賞者:風越みなと
優秀賞

受賞作:故郷への旅
受賞者:平野由希子

受賞作:戸隠善光寺への誘い
受賞者:林昌子

第9回 奥の細道文学賞

応募総数:79点

大賞

受賞作:該当作品なし

優秀賞

受賞作:帰郷
受賞者:平野由希子

受賞作:片雲の秋風にさそわれて
受賞者:西原和美

佳作

受賞作:ここで生まれかわる
受賞者:吉澤恵子

第10回 奥の細道文学賞

応募総数:66点

大賞

受賞作:しぐるるや
受賞者:福岡完

優秀賞

受賞作:座敷童子路
受賞者:及川佑

受賞作:父の足跡を辿る
受賞者:森江武典

佳作

受賞作:男鹿半島
受賞者:鈴木篤夫

第1回 ドナルド・キーン賞

応募総数:33点

受賞作:該当作品なし

第2回 ドナルド・キーン賞

応募総数:27点
大賞
受賞作:該当作品なし
優秀賞
受賞作:芭蕉の天地… 雲の峰は幾つ崩れたか
受賞者:高野公一

第3回 ドナルド・キーン賞

応募総数:20点(うち書籍7点)
大賞
受賞作:芭蕉(上・下)
受賞者:栗田勇

第4回 ドナルド・キーン賞

応募総数:17点
大賞
受賞作:俳諧の詩学
受賞者:川本皓嗣

ドナルド・キーン特別賞

受賞作:源氏物語A・ウェイリー版
受賞者:毬矢まりえ 森山恵

おくのほそ道 草加松原国際俳句大会

草加に息づくにぎわいと活気に溢れた草加らしい文化芸術の振興と、伝統的な文化芸術の振興、向上及び発展を図るとともに、草加を代表する景観である草加松原を世界へ向けて発振し、草加のシティプロモーション及びシビックプライドの醸成を図ることを目的に実施しています。

第1回 おくのほそ道 草加松原国際俳句大会応募状況

日本語俳句

一般の部
応募人数:311人
応募句数:1,157句
小・中・高校生の部
応募人数:3,454人
応募句数:9,030句

外国語俳句(募集言語は、英語及びフランス語)

応募人数:200人
応募句数:637句
応募国数:34か国


第2回 おくのほそ道 草加松原国際俳句大会応募状況

日本語俳句

一般の部
応募人数:307人
応募句数:1,163句
小・中・高校生の部
応募人数:2,291人
応募句数:6,392句

外国語俳句(募集言語は、英語及びフランス語)

応募人数:157人
応募句数:568句
応募国数:31か国


奥の細道サミット

奥の細道ゆかりの自治体等が一堂に集まる会議。「おくのほそ道」ゆかりの市町村や関係機関が松尾芭蕉の業績をより一層顕彰するとともに、郷土の歴史、文化の認識と活用を深めて地域の活性化に結び付く活動を展開し、相互交流と内外に向けて展開を図ることを目的に、昭和63年10月「おくのほそ道」の結びの地である岐阜県大垣市の呼びかけで始まりました。

草加市奥の細道市民推進委員会

『奥の細道』をいかしたまちづくりを市と協働で推進するために、市内の文芸家や文化団体代表で組織された市民団体。
「奥の細道文学賞」などの奥の細道・芭蕉事業の企画・運営に参加し、市民に対し同事業の普及啓発に努めています。

関係書籍(頒布情報)

奥の細道文学賞、ドナルドキーン賞関連

  1. 奥の細道の世界(完売)
  2. 奥の細道文学賞作品集(600円)
  3. 奥の細道文学賞作品集2(500円)
  4. 有明物語 奥の細道文学賞作品集3(500円)
  5. 奥の細道文学賞作品集4(400円)
  6. 奥の細道文学賞作品集5(400円)
  7. 奥の細道文学賞作品集6(500円)
  8. ドナルド・キーン氏『おくのほそ道』を語る・第7回奥の細道文学賞受賞作品集(700円)
  9. 第八回奥の細道文学賞、第二回ドナルド・キーン賞受賞作品集(700円)
  10. 第九回奥の細道文学賞、第三回ドナルド・キーン賞受賞作品集(700円)
  11. 第十回奥の細道文学賞、第四回ドナルド・キーン賞受賞作品集(700円)

第7回奥の細道文学賞受賞作品集の画像

 

 

 

草加松原国際俳句大会関連

  1. おくのほそ道 草加松原 国際俳句大会入選作品集(500円)
  2. 第2回 おくのほそ道 草加松原 国際俳句大会入選作品集(500円)

 


上記書籍は、本庁舎「情報コーナー」・中央図書館・公民館・文化センター等で販売しています。

 

このページに関するアンケート

このページに関する問い合わせ先

文化観光課
住所:〒340-8550 草加市高砂1丁目1番1号
文化振興係 電話番号:048-922-2968 ファクス番号:048-922-3406
観光交流係 電話番号:048-922-2403 ファクス番号:048-922-3406

草加市 SOKA CITY

郵便番号:340-8550 埼玉県草加市高砂1丁目1番1号
電話番号:048-922-0151(代表) ファクス番号:048-922-3091

開庁時間:月曜日から金曜日(年末年始・祝日を除く)午前8時30分から午後5時/水曜日夜間(午後9時まで)
日曜総合窓口(午前9時から午後0時30分)
水曜日夜間・日曜総合窓口の取り扱い業務一覧