ユニバーサルデザイン　ハード事例7　高年者福祉センター「ふれあいの里」

草加市高年者福祉センター「ふれあいの里」は、高年者の皆さんが、うるおいとやすらぎのある生活ができるように、各種の相談や講座を実施し健康の増進と教養の向上を図る施設です。

ふれあいの里は、「埼玉県福祉のまちづくり条例」に適合した建築物です。
出入り口部分については、誰もが使いやすいように、階段部分への手すり、勾配が緩い傾斜路（勾配12分の1）以下、視覚障がい者のための、誘導用床材、注意換気用床材の設置及び出入り口の幅を広くとり使いやすいように配慮がされています。

建築物内の整備状況で、トイレは、誰でも使えるトイレとして整備されています。手すりの配置、出入り口幅の確保はもちろんオストメイトへの対応、おむつ替えベットや着替えるための踏み台が設置されていて、ユニバーサルデザイントイレと呼べるものでしょう。
また、廊下のところどころにベンチを設置し、休憩スペースの確保や高低差に対して緩やかな傾斜路、手すりの設置を行い、上下の移動については手すりが付いたエレベーターが設置され、使いやすい配慮が多くされています。

トイレのサイン表示は、誰でも使いやすいトイレであることが一目でわかるように配慮されています。
また、手すりが設置しているトイレについても、階数によって右利き用、左利き用のトイレを設置し、サイン表示で表している施設は、市内の公共施設では初めてのものです。
非常口のサインについては、通常のサインと同様のデザインですが、よく見てみると非常時に聴覚障がい者に配慮された点滅灯も併設しています。