更新日:2011年6月21日
凶器となる家具
室内の家具や電化製品は、地震時には凶器となり災害を拡大させる要因になります。阪神・淡路大震災では、家屋の倒壊とともに、転倒した家具の下敷きになり多くの命が奪われました。
室内を安全にする方法
地震時に、室内の安全を図るためには、以下の方法があります。
- 家具や電化製品は柱や壁、床に固定したり、転倒しないよう工夫しましょう。
固定用の金具は、金物屋、ホームセンターの日曜大工コーナーで購入できますが、家具によっては、傷に配慮して固定方法を工夫する必要があります。 - テレビ、ラジオ、人形ケース、置物など重いものは、高いところに置かないようにしましょう。
- 幼児やお年寄りのいる部屋等、できるだけ家具を置かない部屋をもうけましょう。これは、地震時に家族の避難空間にもなります。
- スリッパを所定の場所に用意し、ガラスによるけがを防ぎましょう。
家具の固定・転倒・防止
タンス・本箱等
- 柱や長押しに固定。柱の見えない壁では、中の間柱を探して固定します。
- 傷をつけたくない場合は、くさび状の板をかまして傾斜をつけます。
- 二段三段重ねは上下を固定します。
照明器具
- 天井に固定します。
- 天井からひもなどでつるします。
机
- ゴムキャップなどで滑り止めをします。
ピアノ
- 壁に固定します。
- キャスターを固定します。
置き方の工夫・ガラスの飛散防止
人形ケース、置物
- 高いところに重いものを置かないようにします。
食器棚、本棚
- 開き戸には止め金具をします。
- ガラス戸には飛散防止フィルムを貼ります。
窓ガラス
- 網入りガラスの使用や飛散防止フィルムを貼ります。
中高層集合住宅では
上の階ほど揺れが大きくなります。家具の転倒防止や配置の工夫などが必要です。また、出口や避難ルートも確保しましょう。
出口の確保
- 地震時には、出口の戸・扉を開けるようにしましょう。揺れて建物は歪み戸や扉が開かなくなることがあります。
避難ルートの確保
- ベランダは避難通路に使われます。普段から物の置き方を工夫し避難通路を確保しましょう。
エレベータに乗っているとき
- エレベータに乗っていたら、ボタンを全部押し最寄りの階で止め避難する。扉が開かないときは、呼び出し装置で連絡し救助を待ちます。
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