更新日:2024年6月5日

草加人(そうかびと)のもてなしの精神で、歴史や文化を活かした個性と活気を示す「第18回草加宿場まつり」が、6月2日、草加市の旧日光街道沿いを中心に開かれ、大名行列や、日光街道物産展、模擬店などで賑わいました。
主催は、地域の町会や商店街で構成する同まつり実行委員会。
今回のまつり会場となったのは、江戸時代に日光道中第2の宿場として栄えた「草加宿」と言われた地域。
宿場まつりは、かつてのにぎわいを取り戻し、歴史や現在のまちづくりを考えてもらおうと、平成15年11月30日から始まりました。コロナ禍のため、令和元年の開催から中断していましたが、このほど5年ぶりに開催したものです。
まつりのメーンとなるのは、市民が仮装する大名行列。参勤交代で草加宿を通った日光街道沿いの大名を順番にモチーフとしており、今年度は「仙台藩」。殿様やお姫様、腰元等に扮した子どもたちが街道を練り歩きました。
仙台藩主や、宿内の大名行列を先導する草加宿の名主の大川図書に扮したのは、市内にキャンパスがある獨協大学演劇部の学生。途中、大名行列をテーマとしたコミカルな演劇などを行い沿道に詰めかけた観客らを沸かせていました。
また、模擬店では「草加せんべい振興協議会」による焼きたてせんべいを販売するブースや姉妹都市昭和村のブース、また、日光街道にちなんだ「御宿場印」の販売や近隣の「宿」からの物産や軽食などを販売するブースが並び訪れた人たちは各地の味覚に舌鼓を打っていました。