更新日:2020年1月28日
1月12日(日曜日)、中央公民館で「草加お宝かるた大会」決勝戦となる中央大会が開催されました。
この「草加お宝かるた中央大会」は、市内5個所の公民館と文化センター(川柳文化センターと柿木公民館は合同)で行われた予選を勝ち上がった子どもたちが出場する決勝大会で、小学1~3年生の部20人・小学4~6年生の部15人の計35人が出場しました。
「草加お宝かるた」とは
大会に使用された「草加お宝かるた」は、かるたをとおして草加の魅力に触れ、郷土の草加に誇りを持ってもらおうと、「今様・草加宿」市民推進会議(現NPO法人今様・草加宿)により、平成25年に作成されたもの。45枚のかるたの絵札・読み札は、市内小・中学校の児童、生徒、市民の皆さんから募集した、草加に住む人に親しみのある草加の名所・歴史・文化・特産品などが描かれています。
平成26年からは、市内小学校の新一年生の入学時にも渡されており、草加っ子の皆さんには馴染みのあるかるたです。
開催に当たり、NPO法人今様・草加宿の村上副理事長は「草加お宝かるたは、読み札・絵札も草加に住んでいる人や草加の小・中学生を中心に集め、印刷から製造までも草加でとメイドイン草加にこだわったもの。かるた大会が終わった後は、札に描かれている場所を訪れてみてください。また、今回は、決勝大会に出場とした参加賞として記念バッジを用意しましたので、ぜひ身に着けて、草加お宝かるたを友達に広めてください。楽しく優勝を目指して。」と話しました。
試合開始
試合は、小学1~3年生の部と小学4~6年生の部それぞれ3~4人ごとのグループに分かれ実施。入れ替え制で4試合行われ、取り札の合計枚数を競います。 子どもたちは決勝大会の雰囲気に不安そうな面持ちをしていましたが、「八まん様 宿場見守る 獅子頭」と競技開始の合図である「空札」が読まれると会場の空気が一変。この日のためにと練習し覚えてきた札を1枚でも多くとろうと、子どもたちは読み札が読まれるたびに瞬時に手を伸ばし、次々と札をとっていました。
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試合に力が入り、目当ての札へ飛び込み体勢が崩れる姿も見られました
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とれた時の安堵した表情、分かっていたけれど取れなかったという悔しい表情と次々と読まれる札に一喜一憂をくり返す子どもたち
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決勝大会に出場した参加賞として全員に、草加お宝かるた印刷されたクリアファイル、記念バッチが贈られました。
表彰式
写真左から 阿部 彩音さん、浅香 ゆりあさん、堀川 真里菜さん、宮崎 恵吾さん、前田 和香さん、浜野 恵衣さん
低学年の部
- 優勝 宮崎 恵吾(みやざきけいご) 高砂小2年 獲得合計76枚
- 準優勝 前田 和香(まえだわか) 谷塚小2年 獲得合計68枚
- 三位 浜野 恵衣(はまのめい) 稲荷小2年 獲得合計63枚
高学年の部
- 優勝 堀川 真里菜(ほりかわまりな) 八幡小5年 獲得合計74枚
- 準優勝 浅香 ゆりあ (あさかゆりあ) 新里小4年 獲得合計67枚
- 三位 阿部 彩音(あべあやね) 氷川小5年 獲得合計66.5枚
注:高学年1試合3名で対戦した場合、獲得枚数×3/4で計算して合計を出しています。
優勝した児童のコメント
宮崎 恵吾さん
- 試合前は緊張していたけれど、深呼吸をしたら落ち着くことができて、4試合ともいつもの力を出し切ることができました。練習は、1日2時間、お父さん、お母さん、6年生のお姉ちゃんと一緒に特訓をしてきました。初出場で初優勝ができてうれしいです。次回、挑戦できれば2連覇してみたいです。
- 好きな札は、「う」{美しく 草加の夜空に 咲く花火} 絵札がきれいで好きだから。
堀川 真里菜さん
- 前日に担任先生から激励をされ、優勝宣言をしてきました。昨年よりも練習が少なかったので自信がありませんでしたが、集中して自分に勝つと思って臨みました。昨年3位入賞だったので、優勝できてとてもうれしいです。
- 好きな札は、「み」{道百選 橋は矢立と 百代橋} 松原遊歩道を走るときに見え、とても身近な場所だから。
閉会に当たり、高木教育長は「全員が、4試合でかるたをどうとろうかと真剣に集中している姿が素晴らしかったです。皆さんは、これまでの予選も含め、一生懸命練習してきたと思います。また、ご家族など色々な人たちの助けがあって皆さんは決勝戦までたどり着くことができたと思います。何を感じ考え、何を次に生かしていくかが一番大切です。今日までに感じたことをこれからの学校生活にも生かしてください。また、家族や友達とかるたを楽しみ、札に描かれている場所を調べるなど、ふるさと草加についてたくさん知って広めていってください」と子どもたちにエールを送りました。