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草加市

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ダンスを通じて手話を学ぶ 手話UDダンス講座が開催

更新日:2021年10月28日

11月6日(水曜日)に、高砂小学校で、ダンスを通じて手話を学ぶ手話UD(ユニバーサルデザイン)ダンス講座が、市内で初めて開催されました。今回の講座は、草加市体育協会が障がい者スポーツ等の普及・啓発のため、市内の各小学校で開催している体験講座の1つです。

高砂小学校では、4年生の総合的な学習の時間として、福祉に関する授業に取り組んでおり、9月25日(水曜日)には、コロンビア共和国パラリンピック水泳選手団の皆さんとの交流会を行うなど、障がい者スポーツについても学んでいます。

手話ダンスをする講師と子供達の画像

講師を務めたのは、手話パフォーマーとして活躍している北村仁(じん)さん。北村さんは、手話とダンスで世界をつなぐをテーマに、ストリートダンスに手話を取り入れた手話UDダンスにより、障がいの有無にかかわらず音楽を楽しめる、音楽の見える化に取り組まれています。

191106syuwa2.JPG 「いいね!」の手話

講座の初めに、子どもたちは簡単な手話を学びます。北村さんは、「自分の行動が人から褒められると自信につながり、行動することが怖くなくなります。だからちょっとした事でも、良い事をしたらみんなで褒め合いましょう。」と、呼びかけます。
右手を握り、鼻の頭に掲げた後、前方に突き上げるのが「いいね!」の手話。今回の講座中、事あるごとにみんなで手話の「いいね!」を一緒にすることで、一体感が生まれていました。
その後2人1組となって、言葉を使わずに、ジェスチャーで相手に自分の好きな食べ物を伝えるゲームにチャレンジ。思うように伝わらず試行錯誤を重ねる子どもたちでしたが、北村さんは「伝えようとすることが大切で、その気持ちを持ち続けてください」と、子どもたちに話していました。

休憩を挟んでいよいよ手話UDダンスに挑戦。歌詞を手話で表しながら、足は楽曲に合わせたステップを踏む手話UDダンス。まずは入念なストレッチで体をほぐします。
 
 手話ダンスをする子供達の画像  手話ダンスをする子供達の画像

今回の課題曲は星野源の「アイデア」で、サビの一節を踊ることにチャレンジ。北村さんは、歌詞の一つひとつの手話を丁寧に解説しながら、曲に合わせた足のステップも指導。子どもたちも熱心に練習を重ねます。
 
   手話ダンスをする子供達の画像  手話ダンスをする子供達の画像

20分程度の練習時間でしたが、みるみるうちに手話ダンスを習得していく子どもたちに北村さんも「いいね!」を連発。
最後はみんなでサビの一節をはじめから最後まで踊り、子どもたちは笑顔でダンスを楽しんでいました。

手話ダンスをする子供達の画像

手話UDダンス体験を通して

(高砂小4年 劉 瞳さん)
耳の不自由な人にも、音楽の歌詞が伝わるように工夫された「手話UDダンス」はすごいなと思いました。普通のダンスとは違い、言葉の意味を大切にしていることもわかりました。私は手話をあまり知らなかったけれど、耳の不自由な人にとっては「言葉」なので、とても大切なものだと思いました。この体験を生かして、これからは、耳が不自由な人を見かけたら、自分が使える手話や筆談で手助けができたらと思いました。

(高砂小4年 鈴木 琥太朗さん)
手話UDダンス体験で気付いたことは、耳が不自由な人にも手話を使って「歌」をダンスで伝えられることがわかりました。ぼくは耳が聞こえるけれど、耳が聞こえない人が覚えるのはリズムもなくとても大変だとも思いました。この体験を生かして、体が不自由な人にもっと優しくできる人になりたいと思いました。そして、点字・手話だけでなくいろいろな人に優しい物が発明されるともっといいなと思いました。

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