更新日:2021年11月26日
2月20日(火曜日)に栄中学校で2年生(177人)を対象に、障がい者スポーツの選手との交流を通し、障がい者への理解やパラリンピックへの関心を深めようと公益財団法人草加市体育協会の協力のもと車いすバスケットボールの体験講座を実施しました。
栄中学校は、平成29年度から平成30年度までの2年間、オリンピック・パラリンピックに関連した教育プログラムの開発と普及を目的とした埼玉県の「次代に語り継がれるレガシー創出事業」のモデル校(県内12小中校)に指定されていることから、オリンピック・パラリンピック教育を積極的に取り入れています。
(左)森田選手と(右)齋藤選手が、競技用車いすや車いすバスケットの特徴を教えてくださいました。
指導者は、埼玉県をホームに活動している車いすバスケットボールチームの埼玉ライオンズの森田俊光選手と斎藤智之選手。
障がいについての講話のほか、一般の車いすと競技用の車いすの違い、車いすバスケットのルールを紹介した後、生徒を交えデモゲームを行いました。
デモゲームは、森田選手と斎藤選手のサポートを受けつつ、2年生全員が6人のグループに分かれて競技用の車いすに乗り、5分間の試合に挑戦。デモゲームが始まるとはじめは消極的だった生徒たちも、間近で見る選手のスピードや迫力ある選手同士のぶつかり合いに目を奪われ、パスやシュートが決まると歓声があがり、体育館中が熱気に溢れました。
森田選手、齋藤選手のスピードやテクニックに圧倒されました。
生徒たちは初めての競技用車いすにぎこちない様子でしたが、すぐに慣れ、積極的に楽しんでいました。
体験した生徒からは「船を漕ぐように左右の車輪をそれぞれ動かして思い通りの方向に進むのが難しかったです。」「とても楽しかったが思っていたよりも重く、力を入れないと前に進まないことに驚きました。」との声も。
栄中学校橋本校長は「本物に触れた体験や障がい者スポーツの選手との触れ合いは、生徒たちにとって経験や記憶に残る有意義な時間になったのではないかと思います。今後も、オリンピック・パラリンピックを通じた学習を通し、多様性を尊重できる心や挑戦する心などを育む機会にしていきたいと思います。」と話していました。