更新日:2021年11月1日
2月4日、国指定名勝、草加松原の松634本の「こも」が外されました。
こも外しは、わらで作られた「こも」の中に集まった害虫を除去する作業です。
こもは例年11月初旬に松に巻かれ、暖かくなり始めて虫が這い出るとされる啓蟄の頃に外されます。
この日、作業員はこもを固定する紐を切って次々とこもを外していきました。
外したこもの中には毛虫などの害虫が入っていたほか、こもが巻かれていた部分の幹には白い繭も見られました。作業員はこれらをひとつひとつ丁寧に除去していき、穏やかな晴天の下、草加松原が春の装いとなりました。
こもが巻かれていた部分の幹に残った白い繭や毛虫