更新日:2016年7月21日
数十年に1度だけ花を咲かせることから「世紀の植物」とも呼ばれているリュウゼツラン(竜舌蘭)が、市内の2か所で開花し、黄色の花が地域の人たちを楽しませています。
リュウゼツランは、メキシコを中心に中南米などに自生するリュウゼツラン科の常緑多年草で、テキーラの原料として知られています。花を咲かせるのは一株で一生に一度だけ。花が咲く年だけ茎が高さ5メートルから6メートル前後まで伸び、先端にたくさんの花を咲かせた後は枯死してしまいます。
珍しい花が咲いた場所の1つは、瀬崎の毛長川沿いの遊歩道。この遊歩道は、平成18年に発足した地域のボランティアグループ「ジャーマンアイリスの会」の皆さんが活動する遊歩道で、ジャーマンアイリスが植栽されている美しい遊歩道です。リュウゼツランは、花畑大橋から東側へ遊歩道を進み、30メートルから40メール程度の場所にあり、リュウゼツランをまじかに鑑賞することができます。
もう1か所は、親善町の東京外郭環状道路の南側側道。さざんか通りが外環をくぐるトンネルから西側に40メートルから50メートル程度のところ。緑地帯の上部から伸びた茎の高さは圧巻です。
リュウゼンツランは、開花後2週間から3週間程度楽しむことができます。いつもの散策から少し足を伸ばして、長い年月をかけて咲いた神秘の花を楽しまれてはいかがですか。