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草加市 SOKA CITY

国選定保存技術

更新日:2023年12月

国選定保存技術「唐紙製作」保持者

                                                  


 小 泉 幸 雄 氏


 国は、今日まで保存・継承されてきた文化財を後世に確実に伝え残していくため、その材料や製作に欠かせない道具類はもとより、製作技術や修復技術を「選定保存技術(せんていほぞんぎじゅつ)」として選定し、特にその“わざ„を保持している個人・団体を認定することで文化財の保存を図っています。
 令和4年(2022)12月1日現在、その技術は84件に及び、62名・36団体が認定されています。
 このうち、平成29年(2017)10月2日に「唐紙製作(からかみせいさく)」の分野で認定を受けられた小泉幸雄(こいずみゆきお)氏は、令和5年(2023)から草加市新里町の工房で、長年培ってきた技術をフルに発揮されるとともに、さらにそれを大きく発展させた新たな作品の製作にも取り組んでおみえです。
 「唐紙」は、木版摺(もくはんずり)の技法で雲母(きら)や絵具で模様を付けた丈夫で美しい和紙です。中国渡来の技術ですが、平安時代から和歌を書き写す料紙(りょうし)として、また、衝立(ついたて)や屏風(びょうぶ)、襖(ふすま)障子(しょうじ)などの建具(たてぐ)の一部として独自の発展を遂げ、主に宮廷や公家(くげ)の邸宅、寺院や一部の武家屋敷などで使用されてきました。なお、近世・江戸時代になると、需要は町屋(まちや)にまで広がり、庶民の使用にも広がりを見せるようになりました。
 小泉氏は、使用する絵具の調整と正確な手摺り技法に定評があり、氏の作成された「唐紙」は、美術工芸品や建造物など文化財の保存に欠かせないものとなっています。


         小泉さん写真2 小泉さん写真

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