更新日:2024年5月21日
名称(よみ) | 宝積寺木造千体地蔵(ほうしゃくじもくぞうせんたいじぞう) |
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種別 | 市指定有形文化財(彫刻) |
員数 | 1,000体 |
指定年月日 | 昭和52年(1977年)8月8日 |
概要 | 宝積寺は金明山(きんめいざん)と号し、本尊(ほんぞん)に銅造(どうぞう)阿弥陀如来(あみだにょらい)立像を安置する新義真言宗の寺院でした。 宝積寺の千体地蔵は、以前は境内の地蔵堂に安置されており、須弥壇(しゅみだん)中央に主尊の勝軍地蔵(しょうぐんじぞう)及び脇侍(わきじ)として地蔵菩薩像が置かれ、さらにこの三尊の周囲には、一列約五十体、二十段にわたって997体の小地蔵が並んでいました。なお、現在は、新築となった本堂中央の須弥壇を挟んだ左右に安置されています。 約千体の小地蔵の構造は、ほとんどが一木造(いちぼくづくり)、彫眼(ちょうがん)、彩色からなりますが、一部に薄材(うすざい)を前後二材寄せ、足先を別に付けた寄木造(よせぎづくり)のものがあります。これは、後世の補作によるものとも思われます。 千体地蔵は、地蔵菩薩が六道(ろくどう)に苦しむ衆生(しゅじょう)を教化(きょうけ)するため分身したありさまを造形化したもので、中世を頂点にかなりの作例があります。この宝積寺の千体地蔵は、作風からみて江戸後期頃の造立と見られますが、今日までほぼ完備した姿で伝えられているのは珍しく、貴重な存在です。 |
所在地 | 草加市金明町169-1宝積寺 |
電話番号 | ― |
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