更新日:2023年7月1日
明治になると、草加市域のほとんどは小菅県(こすげけん)に編入され、やがてすべての地域が埼玉県(さいたまけん)の所属となりました。
日光道中(にっこうどうちゅう)は改めて国道として整備され、さらに交通の要衝としても草加はますます栄えていきました。
また、明治22年(1889年)には町村制の施行を受け、近世以来の村々を統合して、それぞれ草加町(そうかまち)・谷塚村(やつかむら)・新田村(しんでんむら)・安行村(あんぎょうむら)・八條村(はちじょうむら)・ 川柳村(かわやぎむら)へと生まれ変わり、今日の地方行政の基礎が築かれました。
明治26年(1893年)、国道には馬車鉄道(ばしゃてつどう)が敷設され、さらに明治32年(1899年)に東武鉄道(とうぶてつどう)が開通すると、 草加は次第に停車場(ていしゃば=現在の駅)を中心とした街として、新たな発展を遂げるようになりました。
そして、それまでの農業中心であった草加市域には、草加せんべいや浴衣(ゆかた)、布晒(ぬのさらし)業が生まれ、さらにレンガ・皮革業などの転入によって特色ある地場産業が栄えることとなりました。
また、第二次世界大戦前後から化学・製紙関連業なども相次いで進出し、県下有数の工業都市へと変貌していきました。
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