更新日:2021年11月24日

事業概要
リノベーションスクールとは、市内外から集まった受講生が6人程度の「ユニット」と呼ばれるグループに分かれて、実在する遊休不動産やオープンスペースなどを題材に、リノベーションまちづくりの第一人者である講師陣のアドバイスを受けながら地域経営課題を解決する事業計画をスクール期間中に作成し、最終日に対象案件オーナーや地域住民へ事業化を前提とした公開プレゼンテーションを行う「短期集中実践型スクール」です。スクール後は、事業計画のブラッシュアップを重ね、事業化に向けて取り組みを進めます。
今年度のスクールでは、オーナーから提供された対象案件を題材に、エリアの課題解決を目的とした核となる事業を検討するローカルコアビジネスコースと、物件にとらわれず、公共空間(公開空地、駐車場、軒下)などを活用し、エリア全体の価値を高める継続的な事業を検討するエリアマネジメントビジネスコースを設定しています。

日時
プレスクール
令和3年9月22日(水曜日)、9月29日(水曜日)
本スクール
令和3年10月8日(金曜日)~10月10日(日曜日)
公開プレゼンテーション及びクロージングアクトは10月10日(日曜日) 午後4時~午後6時
スクールの詳細
今年度のリノベーションスクールは、これまでの対象エリアであった「草加駅東口周辺エリア(旧道沿道エリア)」でのリノベーションまちづくりの取り組みが一定程度進んだことから、新たに「谷塚駅周辺エリア」を対象として開催しました。
これまでのスクール同様、今回も建築士、デザイナー、不動産業、飲食業、福祉関係、主婦、大学生など多種多様なスキルを持つ、様々な受講生が集まりました。
新型コロナウイルス感染症の影響を鑑み、今回のスクールは2日間のオンラインによるプレスクールと3日間の対面で行う本スクールの計5日間で開催。それぞれの知識、経験、人脈を活かしながら、5日間かけて実際に事業化することを目指してリサーチや議論を繰り返しながら、事業プランを練り上げました。
プレスクール(1日目)
ユニットワークを円滑に進めるためには、まずメンバー同士しっかりと打ち解けてから。
ということで、ガイダンスの後、参加者全員でまずは自己紹介を行いました。
自己紹介の中では今回なぜスクールへの参加を決めたのか、それぞれのまちに対する想いを話していただき、スクールに向けて良い雰囲気でスタートダッシュを切ることができました。その後、ユニットごとにブレイクアウトルームに分かれて、これから5日間まちのことを一緒に考える仲間たちと初の顔合わせ。
最後に、まちを知るための課題が皆さんに出され、次週のプレスクールまでの1週間、まちのコンテンツを見つけるためにそれぞれが空いた時間を使ってまちへダイブしていきました。
プレスクール(2日目)
前回のプレスクールから1週間空いての2日目。その間に受講生たちは自分たちの足で谷塚駅周辺エリアを歩き回り、改めて谷塚のまちの魅力や特徴を探していました。
本スクール前、最後のプレスクール。谷塚駅周辺エリアのまちを実際に歩いてみて発見したことを全体で共有した後、参加者の皆さんが待ちに待った対象案件の発表。
対象案件の発表の後はユニットワーク。対象案件を踏まえて、真っ先にこの案件でどういったビジネスを生み出すことができるかを考えるユニット、本スクールに向けてどのような動きをしていくかを話すユニット、まち歩きをした中で得た知見をもとに案件にどう向き合うかを考えるユニットなど、その動きは三者三様。一貫して言えるのは、25分間の短いユニットワークの中、どのユニットも本スクールを見据えて真剣に議論を重ねていたこと。さあ、いよいよ本スクールが始まります。
本スクール(1日目)
本スクール初日は開校式が行われました。浅井市長、そうかリノベーションまちづくり協議会の長谷部会長に力強い激励のお言葉をいただきました。青木純さんのオープニングアクト、ローカルユニットマスター陣のライブアクトでは、本スクールに取り組む受講生の皆さんの表情は真剣そのもの。ユニットワークでは、初めて実際に顔を合わせたユニットメンバーで自己紹介をしたり、プレスクールを振り返ったり、早速まちにダイブしに行ったりと、明日からのユニットワークやショートプレゼンに向けて各ユニットしっかり準備を整えていました。
本スクール(2日目)
ユニットマスターの小嶋直さんのライブアクトで2日目はスタート。夕方のショートプレゼンに向け、ユニットでまちに繰り出し、オーナーや地域の方にお話を聞きに行ったり、改めて谷塚周辺エリアのまちを分析したり、必要な情報を集めていました。午後は地域の方にお話を聞きに行く人や事業内容を精査する人、プレゼンの資料を作る人など、ユニット内で役割分担をしながらワークを進めていきました。ショーとプレゼンで講師陣からのアドバイスを受け、考えた事業を再検討。その後、ユニットマスターの市来広一郎さんのライブアクトで2日目は終了。どのユニットも時間いっぱい自分たちが提案する事業を練りに練り上げていました。
本スクール(3日目)
本スクール最終日の朝はユニットマスターの織戸龍也さんのライブアクトでスタート。その後、ユニットワークで提案をブラッシュアップしながらお昼前に2回目のショートプレゼン。ここでも講師陣のアドバイスを受けながら、夕方の公開プレゼンテーションに向けて最後の大詰め。念入りに提案をブラッシュアップし、プレゼンテーションの見せ方も考えながら、いよいよ公開プレゼンテーション本番。
感染防止対策を講じた会場に100人以上の観客と対象案件のオーナーを迎え、8分間の魂こもったプレゼンテーションが始まりました。
こうして、5日間受講生たちが本気で練り上げた事業プラン。提案内容は以下のとおりです。
提案内容
ユニットA
対象案件:ビジネス旅館 越後家(ローカルコアビジネスコース)
提案内容:止まり木プロジェクト
駅から家に帰るだけでまちを素通りしている人たちがふらっと立ち寄れる場所をつくるために「止まり木プロジェクト」を提案。今のやつかの土着感を守りつつ、のんびり気楽に過ごせるまちであってほしいという想いから「Slow&Easyヤツカ」をコンセプトに、「ビジネス旅館 越後家」をひとつ目の止まり木としてエリアへの止まり木波及を目指します。
ユニットB
対象案件:関荘(ローカルコアビジネスコース)
提案内容:ヤツカ家守舎
「商店街の小径の奥にオアシスみつけた」を合言葉に、谷塚駅西口にある対象案件「フタバ」を拠点とする「ヤツカ家守舎」を提案。商店街を賑やかす住人をつくる「ひとづくり」、お茶で商店街に潤いの場をつくる「場づくり」、小さな商いに挑戦できる仕組みをつくる「仕組みづくり」の3つの役割を担い、西口の商店街から谷塚駅周辺エリアを盛り上げます。
ユニットC
対象案件:谷塚駅周辺エリア(エリアマネジメントビジネスコース)
提案内容:谷ツカー
やつかのまちがどういうまちか地域の人に話を聞く中、共通していたのは「かつてのやつかは人と人が繋がっていたまち」であったこと。時代とともに人の繋がりが薄れてしまったやつかのまちをどうにかしたい。そうした想いから、やつかのまちを縦横無尽に繋げまくる「谷ツカー」を提案し、やつかに住む人が世代間・地域柄の垣根をなくして繋がる「ただいまとおかえりのまち 谷塚」の実現を目指します。
公開プレゼンテーション及びクロージングアクトの様子
下記動画をご覧ください。
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