更新日:2011年11月22日

平成18年6月20日号掲載
市民の憩いやイベントなどの場として広く知られているこの場所。かつては赤れんが製造会社の大阪窯業東京工場があり、橋は、れんがを東武鉄道の引き込み線までトロッコに載せて運ぶために使われ、「トロッコ橋」と呼ばれていました。大正7年から8年にれんがの生産はピークを迎え、大阪窯業は草加で唯一の大工場となりました。

昭和18年頃の大阪窯業東京工場の写真です。この工場は、大正3年から昭和39年まで操業し、旧東京丸ビル、現東京駅などに、ここで製造された赤煉瓦(れんが)が使用されています。
私は昭和16年に勤務し、解体まで見届けましたが、綾瀬川左岸広場に立つと、今でも当時の木造3階建ての建物と、空にそびえ立っていた煙突が目に浮かびます。
(写真提供・文:水上初夫さん)
大阪窯業が昭和39年に工場を閉鎖した後、松下物流(現・松下ロジスティクス株式会社)がつくられました。昭和61年度に市との用地交換に合意した松下物流は、弁天3丁目に移転し、市がこの地を市民のための広場として整備しました。また、老朽化したトロッコ橋は、音楽都市宣言や国際ハープフェスティバル開催地のシンボルとして、平成7年にハープ橋に生まれ変わりました。
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