草加今昔　路地が遊び場

平成18年5月5日号掲載
「草加八景」の一つである東福寺周辺の路地や参道は、古くから栄え子どもの遊び場としても親しまれていました。また、当時は子どもが多く路地ごとに、10人前後のグループをつくり、相撲や鬼ごっこをして遊んでいました。

この頃の市民生活は、子どもの遊ぶ姿からも想像できる通り、まだまだ貧しく質素なものでした。

しかし、ここの近所には元気に遊ぶ子どもたちがたくさんいて、活気のある場所でした。毎日子どもたちの声が近所に響いていて、楽しかった思い出が今でも浮かんできます。
今では、当時の面影もなく静かになりましたが、こういった遊び場がいつまでも残り、子どもたちが健やかに育って欲しいと思います。（写真提供：木瀬益三郎さん 文：野崎進さん）
注：写真中央奥に見えるのが東福寺です。