更新日:2012年1月18日
味わいがある、江戸の面影が今に残るまち
「日光街道」第2の宿駅、草加
「その日やうやう草加といふ宿にたどり着きにけり」と『おくのほそ道』に記した松尾芭蕉。 この旧日光街道沿いの「草加松原」、そして「百代橋」「矢立橋」は草加のシンボル。 かつて舟運で隆盛を極めた綾瀬川、札場河岸。現在は舟着き場の石段を復元した公園として整備され、五角形の望楼のほか、この地を訪れた芭蕉の像や子規の句碑なども建てられています。
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百代橋と松並木
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望楼と六丁目橋
松のレリーフ
日光街道屈指の宿場、草加宿
草加宿は、享保年中(1716年から1736年)、戸数84戸、長さ685間、伝馬役25人、駅馬25頭、旅籠屋5軒から6軒、店も豆腐屋や塩屋、油屋、団子屋、餅屋、髪結床、湯屋など数軒しかなく、あとはすべて農家だったといいます。その後、次第に近郷商圏の中心として、また、交通の要衝として栄え、千住、越ヶ谷、幸手などと並ぶ宿場に発展しました。
その草加宿は、市役所前の地蔵堂から神明宮を南北に結ぶ約1.5キロメートルの範囲。しかし、草加宿は幾度かの大火などに見舞われ、今日では道路元標や街道沿いに数軒残っている蔵造りの商家に往時の面影がしのばれます。
手焼きせんべいの香りは街道の宿の名残り
今や全国的に有名な「草加せんべい」は、江戸時代から、日光街道の名物だったようです。言い伝えでは、草加松原に茶店を出して団子を売っていた「おせんさん」が、つぶした団子を天日で乾かして焼いて売ったのが始まりとか。現在、市内には約70軒近くのせんべい店があり、昔ながらの手焼き姿を店頭で見ることもできます。
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