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草加市

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上手に飛ばせたよ!「れきみん体験講座 和凧作り」を開催しました

更新日:2020年12月15日

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12月12日(土曜日)、歴史民俗資料館で「れきみん体験教室 和凧作り」を開催。6組の小学校1~6年生と保護者が和凧作りを楽しみました。

この講座は、毎年12月の第2土曜日に開催され、今回で4回目。歴史民俗資料館の職員と、市民の芳賀義明(はが よしあき)さんが講師をしています。

歴史民俗資料館では、竹の加工が得意な芳賀さんにご協力をいただき、毎年夏に「竹かざぐるま」を作る講座を行っています。その講座のなかで、「昔は凧を自分で作ってあげていた」という話題が出たことをきっかけに、子どもたちに和凧作りを楽しんでもらおうと、平成29年から和凧作りの講座が始まりました。

2020歴民和凧作り2

和凧の材料は、習字の半紙より一回り大きいサイズに切った障子紙、竹骨、凧のしっぽに使う紙テープ、木工用ボンドなど。

骨組みとなる竹骨は、歴史民俗資料館の七夕飾りに使用した竹を乾燥させ再利用し、今回の講座のために、芳賀さんが幅5ミリメートル、薄さ2ミリメートルほどの竹骨として加工していただいたものです。中心に貼り付ける長さ約63センチメートルのもの、上部に横に貼り付ける約51センチメートルもの、斜めに貼り付ける約80センチメートルのものを2本と長さの違う計4本の竹骨を使用しています。

和凧作りは、まず、土台となる障子紙にボンドで縦・横・斜めに竹骨を取り付けます。
次に、竹骨が外れないように、骨組みのすぐ横につまようじで穴をあけ、凧紐を通して、しっかり固定していきます。
小さな穴に凧紐を通す作業が難しく、親子で苦戦する姿がみられました。

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紐を通し竹骨の固定が完了すると、凧の上部を曲げ、紐で吊り、弓状にして風をうけるための反りを作ります。最後に、しっぽを貼り付け、揚げ糸を付けて完成です。

2020歴民和凧作り5

子どもたちだけでは難しい部分もあり、保護者の方と協力しながら約1時間半かけて作った和凧に喜びもひとしお。保護者の方も子どもたちも、やっと出来上がった凧をまじまじと眺め達成感に浸っていました。

最後は、お待ちかねのミニ凧揚げ大会。草加小学校の通路で凧揚げを行いました。この日は風が吹いていなかったため、約40メートルの距離を子どもたちが走り凧揚げを楽しみました。

はじめは、凧が揚がらずに地面に落ちてしまっていましたが、コツをつかむとみんな上手に揚げることができていました。子どもたちは、何度も通路を往復し、風を受けてふわりとあがる凧に「やった!あがった!」と感動の声が上がり拍手が沸いていました。

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参加者の小学1年生の池上虹心(いけがみ にこ)さんは「紐を通して竹骨を固定するのが難しかったけど、とても楽しく作れました。凧が揚がってうれしかったです。」と話していました。

また、歴史民俗資料館の細川館長は「和凧は、平たく加工された竹骨がないと作ることができないので、芳賀さんの協力があってこそ、毎年皆さんに和凧作りを体験してもらうことができています。和凧は洋凧よりも、操作が難しく高く揚がりにくいですが、安全な場所で必ず保護者の方が見守る中で季節の遊びを楽しんでもらえたらと思います。」と話しました。

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