更新日:2018年5月18日
5月12日、伝統産業展示室ぱりっせでゆかた染めの技法、注染によるハンカチ染め体験教室が開催され、親子連れなど70人が伝統の染め技法を体験しました。
このイベントは毎年母の日に合わせて行われているもので、お母さんに日ごろの「ありがとう」の気持ちをプレゼントできるよう、ハンカチは赤いカーネーションの柄で染め上げられます。
また、今年は市制60周年を記念し、柄の一部には60周年のロゴマークも入っています。
参加者はハンカチの染めない部分に糊を置く「糊付け」の作業を体験。
きれいに柄を染め上げるには糊を均等に付ける必要がありますが、力加減が難しく、埼玉県伝統工芸士の昼間時良さんに教えられながら慎重に糊付けを行いました。
糊付けが終わると、いよいよ染料を使って20枚程度を一度に染めていきます。
最初は透明だった染料がハンカチに注がれ、化学反応によって美しい赤になると、参加者からは驚きの声があがりました。
染料が上から下まで染み渡るとハンカチは参加者それぞれに手渡され、糊を洗い落とし、鮮やかに染まったハンカチが完成しました。
子どもから大人まで、伝統の技術で作られたお母さんへのプレゼントを笑顔で持ち帰っていました。