更新日:2024年2月1日
歳月を重ね、喜びを見出し、人生を楽しむ
ここにくると元気がもらえる
「この場所は、私の生きがいになっています。ここに来るとみんなに元気をもらえるんです」
温かい表情で答えてくれたのは、おしゃべり倶楽部代表の桑原晶子さんです。
桑原さんがおしゃべり倶楽部を始めたのは、今から6年前。
一人ひとりが大切にされる社会を目指して発足されました。
「私は、人とおしゃべりをするのが大好きなんです。思い出話や趣味のこと、日々の困りごとを話す場所が地域にあったらいいなって。ないなら自分たちで作ろうって思って始めました」
おしゃべり倶楽部では、お楽しみコーナーとしてハンドマッサージの日や小物作りなどの手芸を中心に行う日、利用者同士で自由にお話ができるように特に決まったルールを設けない日などがあります。
取材に伺った際は、皆さんがとても元気よく話されており、会場はとってもにぎやかな様子でした。
「皆さん、3時間以上もおしゃべりされているのに、この活気なんです。しゃべり足りなくて会が終わってからもどこかで集まっておしゃべりしているみたいですよ」
日常のできごとや昔の思い出を話したり、互いに褒め合ったりして楽しそうな雰囲気。
でも、楽しさや居心地の良さを感じられる場所だからこそ、ふっとした時に支え合いも生まれます。
この日は、一人の悩み事について周りの人々で聞き、今後した方がよいことを伝え合っていました。
不安や悩み、どうしたらよいかわからない問題も、信頼できる人に相談できるだけで気持ちが楽になります。
皆、それぞれに困りごとを抱えているからこそ、お互い様の支え合いが生まれています。
代表 桑原晶子さん
一人で悩まず、気軽に遊びに来てほしい
新型コロナウイルス感染症が蔓延し、外出自粛が推奨された時期にも、おしゃべり倶楽部はまちに開かれ続けていました。
「『あそこならいつでも受け入れてくれる』 。暗いニュースや先行きが見えない状況だったからこそ、そんな場所が必要だと思ったんです」
楽しいことも大変なことも、みんなで共有し、互いに支え合いながら生きていく。
そんな思いに共感し、今では多くの人がおしゃべり倶楽部を利用しています。
最後に、桑原さんにおしゃべり倶楽部がどんな場所なのか伺いました。
「初めての場所に行くって、誰にとっても本当に勇気がいることだと思います。だからこそ、また来たいと思ってもらえるよう楽しい雰囲気を心がけています。自分に合う場所なのか不安に思う人もいると思いますが、いつでも私がいるから安心して来てほしいです。楽しくおしゃべりができる関係性を皆さんと築いていけたらうれしく思います」
おしゃべり倶楽部
おしゃべり倶楽部は、草加市社会福祉協議会のボランティア支援員を中心に構成されている団体です。
お楽しみコーナーやお話をしながら、思い思いに楽しめる場所です。
場所 | さかえーる(栄町1-1-14) |
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日程 | 毎週月・火曜日 10時~15時 |
費用 | 100円(ドリンク・お菓子付き) |
問い合わせ | おしゃべり倶楽部 電話090-1793-6122 |
おしゃべり電話
受付:毎週火曜日 12時~16時
電話:080-7135-6336
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様々な理由で、来所できない人向けに、電話相談を受け付けています。
また、毎週同じ時間帯に連絡する、安否確認も行っています。