貯水槽水道の適正管理について

施設の水道使用者がいつでも安心しておいしい水を飲むことができるために、次のとおり定期的に適正な管理を行っていただきますようお願い申し上げます。

貯水槽の清掃

1年に最低1回以上、専門的な知識、技能を有する建築物飲料水貯水槽清掃登録業者において清掃を行ってください。

貯水槽の点検

1. 次の項目について、定期的に点検し、異常があった場合には、施設の補修等を行ってください。
2. 貯水槽の周囲は清潔で、汚染の原因となるものは置いていませんか。
3. 貯水槽のひび割れ、漏水はありませんか。
4. 貯水槽内に沈殿物や浮遊物はありませんか。
5. 貯水槽のふたは防水密閉型できちんと鍵がかかっていますか。
6. オーバーフロー管や通気管の防虫網に異常はありませんか。

水質確認の実施

1日に1回、無色透明なガラス製のコップに蛇口から水を採り、目視等で「色、濁り、臭い、味」についてチェックしてください。
異常があった場合は、検査機関に検査を依頼してください。

給水の停止及び関係者への周知

水の汚染に気づいたときは、ただちに給水を停止し、その水を飲まないよう居住者への周知徹底をお願いします。

貯水槽のポンプ等故障時緊急連絡先の周知

近年、貯水槽のポンプ故障等による給水停止事例が見受けられることから、特に管理人が常駐していない建物については、居住者が常に連絡が取れるよう故障時の緊急連絡先の周知徹底をお願いします。

貯水槽周辺配管及び建物内配管の経年劣化による赤水や漏水等の発生

貯水槽設置後（建物建築後）、20～30年が経過すると貯水槽周辺配管及び建物内配管の経年劣化により配管内のサビによる赤水や漏水が発生する場合があります。
点検の結果、経年劣化が確認できた場合は、配管の取替を行う等適正な管理をお願いします。