綾瀬川（旧新田村）出土丸木舟

更新日：2023年7月1日

名称（よみ）	綾瀬川（旧新田村）出土丸木舟（あやせがわ〔きゅうしんでんむら〕しゅつどまるきぶね）
種別	市指定有形文化財（歴史資料）
員数	1艘
指定年月日	平成18年（2006年）7月26日
概要	この丸木舟（まるきぶね）は、昭和4年（1929年）に、当時の新田村（金明町）で、綾瀬川の川底しゅんせつ工事中に偶然発見されました。平成13年度（2001年）には、丸木舟が製作・使用された時期の年代測定及び材質に関する調査が行われました。その結果、この丸木舟は今からおよそ5300年前、縄文時代前期の年代に相当するものであると判定されました。縄文時代前期の丸木舟は、全国でも9例しか出土例のない大変珍しいものです。また、この丸木舟には、帯状の刳（く）り残しによって造り出された横梁（よこばり）があり、こうした構造の丸木舟が縄文時代前期から存在していたことを示しており、今後研究が進む中では重要な資料となるものと思われます。なおこの丸木舟は、出土から数十年間、保存処置がなされないできたため損傷が激しい状態でしたが、現在では保存処理を終え、当面の保存・継承の目途がついたところです。
所在地	草加市住吉1-11-29 草加市立歴史民俗資料館
電話番号	048-922-0402

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