総合的治水対策

草加市の位置する中川・綾瀬川流域は、昭和30年代以降流域開発が急速に進み、河川への流出量の増加等、常に水害の危険に脅かされている現状です。また、流域における急激な乱開発による都市化の進展は、従前にあった保水・遊水機能を著しく損ね、治水対策上多くの困難な問題を発生させ、従来通りの治水施設の整備のみだけでは、早急に治水安全度を向上させるのに困難な状況になっています。

このため、治水施設の整備を早急に実施するとともに、高度成長などによる乱開発で失った保水・遊水機能の回復、また残り少ない保水機能の維持増大を図る方策を推進し、洪水時の被害軽減策をも含めた総合的な治水対策を講じる必要性が生じました。

そこで、流域の対策を具体化させるため、昭和54年8月中川・綾瀬川流域総合治水対策懇談会を設置したのを皮切りに、昭和55年8月に総合治水対策協議会へと進展させ、昭和58年8月（改訂平成12年7月12日）の協議会において中川・綾瀬川流域整備計画が策定されました。現在、草加市では、この計画に基づいて雨水流出抑制対策や埋め立て盛り土等について指導を実施しています。

なお、河川の水位などについては、下記のリンクにある江戸川河川事務所ホームページにある「川の観測情報」（外部サイトにリンクします）、工事については、埼玉県越谷県土整備事務所から閲覧できます。