更新日:2017年6月8日
東京電力福島第一原子力発電所の事故により放出された放射性物質の影響で、局所的に周辺より高い放射線量を示す箇所があることから、その対応方針を定め放射線量の低減策を実施します。
- 基本方針
第一段階として、放射線の影響を受けやすい子どもたちの日常的な場所である保育園、小・中学校、一定規模(1000平方メートル)以上の公園、グランド等について優先的に対応します。第二段階として1000平方メートル以下の公園、広場、通学路等について対応します。また、並行して市内全域の対応について検討します。 - 除染の目安
地表5センチメートルの高さにおいて毎時1マイクロシーベルト以上、または、100センチメートルの高さにおいて毎時0.23マイクロシーベルト以上を検出した地点は、低減策を実施します。また、目安の数値以下であっても測定地点の状況により適宜対応します。 - 詳細測定
- 測定地点
- 雨水が集まる所や、その出口
- 植物や、その根本
- 雨水・泥・土が溜まりやすい所
- 微粒子が付着しやすい構造物
- 測定方法
上記の地点を重点的に地表5センチメートル、50センチメートル、100センチメートルの高さで測定し記録します。マーキング後、写真等で記録しておき、除染後の効果検証をする際に、測定地点が正確に再現できるようにしておきます。
ただし、地表5センチメートルの高さで、毎時0.23マイクロシーベルト未満の場合は、地表5センチメートルのみの測定とします。
- 除染方法等
詳細測定の結果に基づき除染地点の範囲を決め、状況に応じ、次の方法のうち1つまたは複数の方法を組み合わせ実施します。- 立入禁止
- 遊具等の使用禁止
- 樹木の剪定
- 除草
- ブラッシング
- 洗剤を使った洗浄
- 高圧洗浄
- 表土、汚泥の除去
- 除染土等の仮置き場
公有地での一括仮置き場が確保できないため、保育園や学校等の各敷地内に仮置き場を設け管理します。 - 公表
詳細測定結果、除染後の効果測定結果等を、市ホームページ、広報等で公表します。
毎時0.23マイクロシーベルトの基準値の算出方法
追加被ばく線量年間1ミリシーベルトを、1時間当たりに換算すると、毎時0.19マイクロシーベルトと考えられる。(1日のうちに屋外に8時間、屋内(遮へい効果0.4倍)のある木造家屋に16時間滞在すると仮定)
毎時0.19マイクロシーベルト×(8時間+0.4×16時間)×365日 = 年間1ミリシーベルト
自然界からの放射線のうち、大地からの放射線の0.04マイクロシーベルト(自然界からの放射線には、宇宙からの放射線も存在するが、通常のガンマ線サーベイメーターでは測定されない)
よって、
0.19+0.04=0.23 マイクロシーベルト/時が、追加被ばく線量年間1ミリシーベルトに当たる。
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