教えて！町会長！　町会活動インタビュー（稲荷中央町会・旭町町会・上南自治会）

草加市では地域の特長や特性を生かしたまちづくりを支援しています。
その一環として、町会・自治会での取り組みの一部をご紹介します。
稲荷中央町会、旭町町会、上南自治会にお話を伺いました。

注：コロナウイルス感染拡大により、一部活動は休止となっています。

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• 町会・自治会区分図（PDF）（5.1MB)

稲荷中央町会　～であい・ふれあい・たすけあい～

関根利幸　町会長

40～50代の比較的若い世代も理事となっているのが特徴の稲荷中央町会。掲げるキャッチコピーのとおり、様々な交流や助け合いの取り組みを行っています。

多くの人と交流する工夫

町会で最も大きな催しは、毎年400人以上が集まる8月上旬の稲荷中央町会納涼大会。町会役員が協力してやきそばやかき氷、ゲームなどの屋台を催します。
この納涼大会の前にはラジオ体操を実施しており、大人から子どもまで毎回70～80人が参加します。その際、参加回数に応じて様々な参加賞を配っていますが、その中に納涼大会で使用できる商品券を入れて、より多くの人に納涼大会を訪れてもらう工夫も行っているとのことです。

また、正月には餅つき大会を実施し、ついたお餅を販売するほか、豚汁を無料で振る舞うなど、例年多くの人で賑わうそうです。 このように、稲荷中央町会では様々な工夫をしながら近隣同士の交流を行っています。

町会を超えた交流も

稲荷中央町会を含む稲荷地区7町会は、草加の春の一大イベント「草加さくら祭り」に関わっています。
開催中の一週間は7町会が協力して設営や清掃を行い、近隣住民だけでなく遠方からも訪れる人々を楽しませています。

いざというときのためのオリジナルの防災グッズ

地道な防災・防犯活動

町会連合会主催で11月に行われる市内一斉避難訓練だけでなく、稲荷東公園と西公園にある防災備蓄倉庫の点検など、日々の地道な活動もされています。リストをもとに、備蓄品が揃っているか、古くなっていないかを月一回確認しています。
また、年末の夜には町会の理事の皆さんが火の用心の呼びかけを行うなど、地域の安全を守るための活動をされています。

地域の生活を支える、家族を守ってくれる町会

他の町会・自治会と同様に、稲荷中央町会でも回覧板や古紙回収、ゴミ置き場の管理など地域の生活に必要な様々なことを担っています。関根会長は、地域で家族と安心して生活するために町会活動を行っていますと話してくださいました。

旭町町会　～気軽に参加できる活動、あります！～

元木栄　町会長

14年続けてきた美化運動をぜひPRしたい！とインタビューに応じてくれた旭町町会。誰でも気軽に参加しやすい入口があるのが魅力の町会です。

外環側道清掃

旭町の中央には東西に外かく環状道路が通っています。この外環に沿って南北両側に側道があり、旭町町会では平成18年6月から14年間、側道の清掃活動を続けてきました。
毎月第2日曜日、朝9時になると旭町公民館に40～50人ほどが集まり、1時間程度手分けして清掃を行います。町会役員だけでなく、ご近所の親子連れなども積極的に参加されるそうです。
また、寒い冬には参加者に豚汁を振る舞ったり、防災備蓄品の非常食を提供したり、楽しく活動する工夫もしています。最近ではこの活動に触発されて、自主的に側道を清掃する人もいるそうです。
月に1回、1時間程度の活動で、とにかく誰でも気軽に参加しやすいので、少しでも町会活動に興味があればぜひ参加してほしいと話してくださいました。

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なお、この活動は国土交通省と「ボランティア・サポート・プログラム」協定を結んで実施されています。国土交通省・道路管理者（市）・協力者（町会）の三者が、道路を我が子のように慈しみ、住んでいるところをきれいにしようという目的で取り組まれているものです。

町会長自ら積極的に加入促進

旭町では転入世帯の情報や町会への加入希望があると、区長と町会長自らができる限り直接訪問し、町会のご案内をされるそうです。多くの方と顔の見える関係を作ろうと、積極的に活動されています。

夏まつりでは子どもみこしも発進！

安全安心見守り活動

お孫さんのいる役員を中心に、新田小の校長からの依頼により平成30年6月から毎日登下校の見守りをされています。特に最近は外かく環状道路を超えて新田小へ登校する子が多くなってきており、子どもたちが毎日安心して通学できるよう、見守ってくださっています。

古くからの知り合いだけが集まっていて入りづらいと思われがちな町会・自治会活動ですが、旭町町会の清掃活動のように、気軽に短い時間で参加できるものから少しずつ地域デビューしてみるのはいかがでしょうか。

上南自治会

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市川雅保　自治会長と副会長、婦人部長の皆さん

来年（令和3年）　設立50周年！
上南自治会では、お年寄りから子どもまで、親・子・孫の三世代による全員参加のまちづくりを掲げています。

みんなで楽しく関係づくり

ブロック単位の活動も盛ん

上南自治会は「草加川柳ブロック」の一部で、ブロック単位での活動も盛んに行われています。
その中でも特によく知られているのがそうか公園で行われる「草加市民納涼大花火大会」と「盆踊り大会」です。

草加川柳ブロックの町会・自治会は同花火大会の実行委員として、設営や警備など様々な役割を担っています。また、花火大会の前日・前々日には同会場で盆踊り大会も開催し、大きなやぐらを組んで町会・自治会ごとに踊りを披露しています。
この3日間は草加川柳ブロックの一大イベントであり、「子どもたちにふるさとを」のスローガンどおり、子どもたちにとって地域の大切の思い出となっています。

そのほかにも、川柳文化センターを利用する町会・自治会による「地域コミュニティの集い」で歌や寸劇を披露したり、「新春ウォーキング」では300人以上で越谷レイクタウン周辺まで歩くなど、町会・自治会の枠を超えた交流を多く行っています。

上南自治会は比較的小さな自治会ですが、周辺地域とも協力して顔の見える関係をつくり、全員参加で安全安心なまちづくりに尽力されています。