一抜け方式による入札

一抜け方式とは

該当する複数の工事の落札決定順位をあらかじめ定めておき、落札決定順位上位の工事から、落札者等となった者が提出した落札決定順位下位の工事の入札書を無効とすることにより、落札者等を決定する入札方式をいいます。

対象となる工事については、公告又は入札説明書によりあらかじめ周知するものとします。

一抜け方式の対象となる工事

1. 同一工事区域内の工事又は工事区域が隣接する工事で、工期が重複しており、限られた工事期間内での施工を実施するために、施工管理の適正化、受注機会の確保等の点から分割発注等を行う工事
2. 工事の規模、工期、工程、将来にわたる緊急時での対応等工事を総合的に考慮し、適正な工事履行確保等の面から市長が必要と認める工事

一抜け方式の留意点

落札決定順位下位の工事において、当該複数の工事数及び参加者数の状況から、一抜け方式による入札を行うと競争性が確保できない恐れがある場合には、公告等で一抜け方式を行うとした場合においても、一抜け方式による入札は行わない場合があります。

その他

特定建設工事共同企業体を含む一抜け方式による入札を行う場合において、落札決定順位上位における工事で落札者等となった共同企業体の構成員が提出した落札決定順位下位の工事の入札書（他の共同企業体の構成員となり提出した入札書を含む。）は無効となります。

実施時期

平成27年4月1日以降に公告を行うものから実施します。