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ゆる福祉のススメ~平熱で続ける脱力系社会活動~

更新日:2022年12月8日

11月19日(土曜日)、福祉⁺プラスのまちづくり講演会#2「ゆる福祉のススメ~平熱で続ける脱力系社会活動~」が開催されました。

講師は東京2020パラリンピック閉会式のコンセプト/企画を担当し、2015年に誰もが楽しめる新しいスポーツを開発する「世界ゆるスポーツ協会」を設立し代表理事を務める澤田智洋氏。

ご自身の息子さんに生まれつきの障がいがあったことをきっかけに障がいのある方々と関わるようになり、福祉分野で多数のプロジェクトに携わるようになった経験をお話しいただきました。

息子さんのために必死になって障がいのある方々や関係者に話を聞きに行くうちに、彼らの型に囚われない自由な発想などに触れ、障がい者は守られるだけではない、希望に満ちたクリエイティブな世界だと、福祉や障がいのある方へのイメージが変わっていったという澤田さん。

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ひとりひとりの中にある弱さ、障がい、マイノリティ性から社会をデザインしようというご自身のお仕事の数々の中でも特に力を入れているのが「ゆるスポーツ」。スポーツが苦手でも、障がいや病気があっても、あなたは変わらなくていい、あなたに合わせてスポーツを変えようと、これまで100以上の新しいスポーツが生み出されました。

澤田さんは手掛ける仕事すべてに「あなたが生まれなければ、この世に生まれなかったものがある」というメッセージを込めているそう。社会が変われば弱さは弱さでなくなるということを、具体的なプロジェクトや事業に落とし込み、そのことによって「あなたがいてくれて良かった」というメッセージを伝えていきたいと語られました。 

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「母になるなら、流山市。」「父になるなら、流山市。」のキャッチコピーで、若い世代の移住促進を進める流山市のマーケティング課長・河尻和佳子氏とのトークセッションでは、その人らしさ、その街らしさなど、「らしさ」を見つけるポイントなどについて、示唆に富んだお話を聞くことができました。

会場には福祉や社会活動に携わる人などが大勢集まり、熱心に耳を傾けていました。自らも社会活動に携わっているという女性からは、「障がいのある方や高年者も含めて、すべての人に出番があることが大事だと思った。」という感想が寄せられました。

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