更新日:2020年3月16日
故郷の味にホッと一息
コロンビア共和国パラリンピック・水泳代表選手団の事前キャンプ歓迎事業として、対象店舗でコロンビアコーヒーを注文すると記念グッズがもらえる「コロンビアコーヒーフェア2weeks」が、9月17日(火曜日)~10月1日(火曜日)に行われました。
そのイベント開催店舗である、ecoma coffee(エコマコーヒー)に、9月21日(土曜日)、練習を終えた選手の皆さんが立ち寄られました。
この日振舞われたのは選手の故郷コロンビアのコーヒーで品種は「コロンビア エルタンボ」。バレンシアオレンジのような味わいやブラウンシュガーを思わす余韻が楽しめます。
故郷のコーヒーに皆さん「他のどのお店よりもおいしい」など大絶賛。コーヒーを飲みながら会話も弾み、つかの間の心休まるひと時を過ごしていました。
ルイス・カルロス・カルデロンコーチが「どのお店よりもおいしいコーヒーを飲みながら楽しい時間を過ごさせてもらいました」とお店にメッセージを残し、スタッフの皆さんもとても満足した様子でした。
トップアスリートに挑戦!市民水泳大会エキシビションマッチ
22日(日曜日)、市民温水プールで市民水泳大会が開催。
大会前に選手の皆さんに挑戦するエキシビションマッチが行われ、市内の中高生、水泳クラブの総勢16人がコロンビア選手にチャレンジし会場は大いに盛り上がりました。特に、下半身不随のモイセス・フエンテス選手とミゲル・リンコン選手が上半身の力を最大限に活かして平泳ぎを泳ぐ姿に、会場は驚きと興奮のどよめきが沸き起こっていました。
エキシビションマッチに参加した高校3年生の太田悠雅(おおたゆうが)さんは「持ちタイムが同じくらいなのでいい勝負ができると思ったが、とても速かった。世界レベルの人と泳ぐ貴重な体験ができてうれしかった」と話し、また同じく高校3生の澤田大凱(さわだだいき)さんは「障がいがあっても一生懸命泳いでいる姿に心打たれた。この経験を生かして障がい者スポーツの普及・推進について学んでいきたい」と感想を話していました。
また、木下博信(きのしたひろのぶ)草加市水泳連盟会長も選手と一緒に泳ぎ「数多くのメダルを獲得しているコロンビア水泳選手団と一緒に泳ぐことができて大変光栄です。草加市を事前キャンプ地に選んでもらい、また、市民と触れ合える機会を設けていただき感謝しています。草加で十分に練習され、2020大会で世界記録やメダルを獲得されることを期待しています」と話しました。
エキシビションマッチを観戦した浅井昌志草加市長は「選手の皆さんが頑張っている姿を見るだけでも心動かされるものがあると思う。市民の皆さんも交流事業を通じて得るものが多いと思う。2020大会では市民の皆さんと応援し、多くのメダルを獲得されることを期待しています」と述べていました。
参加者全員にとってまたとない貴重な1日となりました。
選手の普段の練習を間近で見学!
23日(月曜日・祝日)、市民温水プールで練習見学会が開催。親子連れなど53人が参加し、真剣な眼差しで練習を見守りました。
見学は、プールサイドのほか、プールに入っての見学も行われ、選手のすぐ隣のレーンから選手の皆さんが練習する姿を間近で見ることができる貴重な機会となりました。
プールの中で見学をしていた子どもたちは、時折選手のスタートに合わせて一緒に泳ぎ始めましたが、練習にもかかわらずぐんぐん離されてしまいます。世界レベルの泳ぎを肌で体験し驚いた様子でした。
インタビューでは「どうしたら速くなるか」との質問に、ルイス・カルロス・カルデロンコーチは「とにかく練習が必要。また、メダルを絶対取るぞという強い気持ちを持ちながら練習すること」と話していました。日本人についての印象を聞かれるとレイデル・アルベイロ・レムス選手が「親切。温かく迎えてくれて嬉しい」と話していました。
参加者は「泳ぎ方に自分なりのアレンジを加えて泳いでいることはすごいと思った」「コロンビア代表がこんなに水泳が強い国だと知らなかった。2020大会ではコロンビアも応援したい」と話していました。