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栄中学校でコナミスポーツ体操競技部の田中佑典選手が講演

更新日:2019年1月25日

1月12日(土曜日)に、栄中学校で全校生徒を対象としたコナミスポーツ体操競技部の田中佑典(たなか ゆうすけ)選手による講演会が行われました。

栄中学校は、平成29年度からの2年間、オリンピック・パラリンピックに関連した教育プログラムの開発と普及を目的とした埼玉県の「次代に語り継がれるレガシー創出事業」のモデル校(県内12小中校)に指定されています。今回は、その最後の取り組みとして、栄中の近くに練習拠点を持つコナミスポーツ体操競技部に所属され、リオデジャネイロ五輪体操競技男子団体金メダリストである田中選手に講演をしていただくことになりました。
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生徒の質問に答える田中選手                         リオ五輪金メダル

田中選手の講演に先立ち、コナミスポーツ体操競技部の小成快弘(こなり やすひろ)マネージャーから、同競技部の紹介やリオ五輪で5人だった体操代表選手の人数が、東京五輪では4人へ変更になったことなど、オリンピックについてお話いただきました。
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小成快弘マネージャー

続いて講演に立った田中選手。オリンピアンとしてロンドン五輪では銀メダル、リオデジャネイロ五輪で悲願の金メダルを獲得した田中選手は、自身の経験をもとに、夢を叶えるための心がけや、失敗を繰り返しながらも、地道にあきらめずに継続することの大切さを語ってくださいました。
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この日、田中選手が生徒の皆さんに伝えたかったことは「挑戦」と「感謝」。
失敗は「Game Over」ではなく「to be Continued」。結果は必ずついてくるものではないが、失敗から課題を見い出し、それを乗り越えるために地道な努力を続ける。何事にも挑戦し、失敗から多くのことを学び、自分の成長につなげて欲しい。そして、その成功は一人で達成できるものではなく、協力してもらう様々な人たちへの感謝の気持ちをもってほしいとメッセージを送りました。

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講演終了後には、生徒たちから様々な質問も。オリンピックでのメダル獲得数を質問された田中選手からリオ五輪の金メダルが披露された時には、生徒たちは大興奮。

生徒からのいろいろな質問にも笑顔で答える田中選手。アテネ五輪の冨田選手の鉄棒演技を見てオリンピックを目指すようになったことや、リオ五輪の表彰台の上から見た景色が今までで一番すばらしく全てが輝いて見えたこと、今後も美しい体操に一層の磨きをかけ、東京五輪を目指すことなどを話してくれました。
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柔軟性を披露する田中選手                  栄中体操部の生徒も開脚にチャレンジ
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講演の最後に後方宙返りを披露。会場は大きな歓声に包まれました。

今、けがを抱えながらも東京五輪出場を目指している田中選手。辛いときにこそ、理想の自分を思い描き、希望を持って前に進んで取り組むその姿勢に、生徒たちも感銘を受けていました。

生徒たちの感想

目標に向かって努力する田中選手の姿にとても感動しました。また、質疑応答での話の内容や、本物の金メダルを見て、あらためてオリンピックで世界の頂点に立った方からお話を聞けた今回の機会は貴重だなと思いました。私もスポーツをやっていますが、田中選手の過去の苦労や失敗を生かして何度も挑戦するという話から、たくさんのことを学ぶことができました。今後、スポーツや進路でもたくさんの壁にぶつかると思いますが、つらい時こそ田中選手のように目標に向かってコツコツ努力していきたいと思います。
 【2年 吉田 紗羅(よしだ さら)さん】

田中選手の話を聞いて、挑戦することの大切さをあらためて学びました。私は、失敗を恐れてしまい、挑戦というのをあまりしてきませんでした。しかし、田中選手の話を聞き、色々な挑戦をしていこうと思いました。また、田中選手の体操への熱い思いに感動しました。体操を続けてこれた理由を「好きだから」とおっしゃっていましたが、それは話をされている姿から本当によく伝わってきました。一つのことに夢中になる、好きになれることはとても格好いいことだと思いました。田中選手が私達に伝えてくれた「挑戦」「感謝」を忘れずに、私も田中選手のように格好いい人になれるよう頑張りたいです。東京オリンピックでのご活躍を期待しています。応援しています。
 【3年 大輪 秋華(おおわ しゅうか)さん】

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