更新日:2018年12月27日
12月16日(日曜日)に、アコスホールにおいて社会福祉法人 草加市社会福祉事業団設立30周年記念式典及び野田聖子衆議院議員を講師にお迎えした記念講演が開催されました。
草加市社会福祉事業団は、地域における社会福祉事業の推進を図り、広く地域福祉の向上と増進に寄与することを目的に、昭和63年12月27日に草加市の出資により設立され、今年設立30周年を迎えました。
設立当初は、約40名の職員体制で草加市立養護老人ホーム「松楽苑」や草加市障害福祉サービス事業所「つばさの森」、草加市総合福祉センターであいの森の前身である「松鶴荘」の3施設の管理・運営を行うことから事業を開始しました。
現在では、重症心身障がい者が通所できる生活介護事業所そよかぜの森など5施設を加え、職員約200名体制で、8施設の管理・運営を行っています。
【事業団が管理運営する施設】
養護老人ホーム 松楽苑 障害福祉サービス事業所 つばさの森 総合福祉センター であいの森
在宅福祉センター きくの里 高年者福祉センター ふれあいの里 障害者グループホーム ひまわりの郷
生活介護事業所 そよかぜの森
式典の主催者として挨拶に立った浅井昌志理事長(草加市長)は、事業団の30年の歩みを振り返るとともに、「あなたの笑顔が私たちのよろこびです」という事業団のサービス理念に基づき、今後もより高い公益性や専門性を追求し、利用者の皆様や地域の皆様からの期待に応えられるよう改革・改善を進め、福祉サービスの充実に努めていくとの決意を述べました。
式典にご臨席いただいた来賓の皆様からご祝辞をいただいた後、事業団の事業運営に多大なる貢献をいただいた皆様の表彰式が執り行われ、理事として6年、監事を9年務められている青木喬氏をはじめ8名・1団体の皆様が表彰されました。
また、事業団設立30周年を記念して公募が行われた事業団のマスコットキャラクターの発表が行われ、応募総数36点の中から選ばれたキャラクターは、今後事業団のPRに活用していくとのことです。
記念式典終了後に行われた記念講演では、『障がいのある子の母として』と題し、衆議院議員として活躍されている野田聖子代議士にご自身の経験をお話いただきました。
野田代議士は、障がいのある子を産み育てる苦労を、時には笑いも交えながら包み隠さずに語られ、日々、人として大切なことを息子から学び、物事を良い方に良い方に前向きに切り替えて考えるようにしていると話されました。また野田代議士は、「一人ひとりの能力を引き出すことが国の豊かさにつながる。障がいのある人たちへ持続可能で能力に応じた職の提供づくりをしていかなければならない。障がいのある我が子ができないことがある日本には、まだまだ良くなる余地がたくさんある。それらができるように、障がいのある方も高齢者の方も生きてきてよかったと思える、幸せを感じられる社会を目指していかなければならない。」と訴えられました。
講演には息子の真輝くんも一緒に来場し、会場のアコスホールを埋め尽くした聴衆から万雷の拍手が送られました。