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草加市役所

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獨協大生現場レポート3:子育て支援

更新日:2019年1月31日

1.はじめに

草加市出身の学生がいない3班は、まず草加市を知るところから始まった。班員の中には、大学に通うため3年間草加市に住んでいるにもかかわらず、草加市について知らないことのほうが多かったのである。そこで、私たちは「平成30年度 施政方針」を読み、草加市が目指す将来像について理解を深めた。

私たちは、施政方針の中の『「このまちで子どもを育てたい」と実感できる快適都市を「創」っていこう』という一文が目に留まり、草加市は「子育て支援」に重点を置いていることを知った。多くの自治体で行っているであろう、子育て支援。草加市ではどのような支援を行っているのか、早速調査を進めた。

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2.事業の概要

誰しも子どもが産まれたら、「お母さん」「お父さん」になる。子育ての方法は親によっても十人十色であるが、分からないことも当然出てくる。そんな時、相談できるところが『草加市子育て支援センター』である。草加市が平成22年、獨協大学前<草加松原>駅西口徒歩3分のところに設立した。出産、子育て、しつけ、子どもの発達、保護者の生活スタイルの変化など、子育てに関する様々な状況で迷いを感じた時に相談ができる窓口である。他にも、発達に心配のある子どもの専門支援(療育)や3歳までの子どもと家族が自由に遊べて子育ての交流ができるつどいの広場「ろけっと」、子育てに関する様々な情報を提供している子育て情報コーナー「みっけ」もある。
そこで、私たちはこの事業についてもっと詳しく知るために『草加市子育て支援センター』を訪問し、職員の方にお話をうかがった。

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3.視察の概要

『草加市子育て支援センター』は、総合相談センター、発達支援センター、児童デイサービスセンターの3形態の機能を持つ施設として平成22年4月に開設され、子どもを持つ親の助け舟の一つとしての役割を担っている。

特に力を入れているのが、発達に関する機能である。発達に心配がある子どもに対しては、療育を行っており、児童デイサービスセンターでは集団療育、発達支援センターでは個別療育と、ニーズに合わせて支援する体制が整っている。子供たちが使うものもブロック等のおもちゃやかるた等のカードなど、多くのものが用意されていた。さらに、象などのマグネットを使い、子どもたちが視覚的にどの部屋に入るかわかるように工夫されていた。そして、部屋自体も、子どもたちが飛び出さず、触れられないように高い位置で鍵を閉める安全上の工夫がなされ、お母さんたちが子どもたちの療育を見られるようにマジックミラーも設置されていた。

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実際、センター内を見学したときに、みんな楽しく遊び感覚で療育を受けているのがとても印象的であった。

草加市子育て支援センターは、子育て支援コーディネーターのほか、ケースワーカーや家庭児童相談員が常駐しており、相談内容に応じて幅広く対応できるようになっている。来所、電話及びインターネットで相談を受け付けており、平成29年度の相談件数は、子育て支援コーディネーターが応じた相談が2611件、ケースワーカーが行った援護相談が1983件、家庭児童相談室における相談が5096件となっている。

ネットでの相談は、そうか子育て応援・情報サイト『ぼっくるん』というサイト上で行っている。平成26年度に開始され、気軽に相談できる体制を整えている。『ぼっくるん』では、子供を持つ9名の親が草加市の子育てに関する事柄を取材し、行政からの情報だけでは足りないことや得られないことを同サイトに掲載することによって、子を持つ親たちに対する情報提供の場となっている。

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また、子育て支援講座の実施やつどいの広場『ろけっと』を開設することにより、親同士の交流が図れるようにしている。『ろけっと』では、3歳までの子どもとその家族が利用することができる。スタッフが常駐しており、子どもたちが遊んでいる間に親同士の交流の手助けや、読み聞かせなどによる子どもたちのつながりの手助けを行っている。
センター内を見学した時もたくさんの親子連れが利用していた。子どもたちも親も終始笑顔だった。また、たくさんのおもちゃが用意されており、子どもたちが飽きない工夫がされていた。さらに、下はマットが敷かれており、子どもたちの安全が配慮されていた広場であった。

4.まとめ

このように、草加市では、「子育て支援」の一環として、お母さんやお父さんが子育てに関する悩みを相談できる場を提供している。さらに、悩みを相談するだけでなく、子どもと家族が自由に遊べて、子育てを通じて親同士の交流が図れるところも魅力である。相談する際は、予約は不要であり、気軽に訪れることができるのが、相談のしやすさに繋がっている。

少子高齢化が進む現在、「子育て支援」に力を入れることはとても重要である。一口に「子育て支援」といっても、草加市では様々な角度からの様々な手段を用いて、子を持つ親に対してのサポートが手厚く行われていることがわかった。

子育てにおいて何が正しいのか正解はないそうだ。だからこそ、その子に合った子育ての仕方をサポートしてくれる『草加市子育て支援センター』。子育てに行き詰まったら、一度訪れてみてはどうだろうか。

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獨協大学法学部大谷ゼミ3班 岡部優貴、我妻遼季、高橋奈央実、石川史矩、佐伯美音、坂本絢佳

編集後記

草加市子育て支援センターを訪問した時は、子どもたちだけでなく、家族の交流の場となっていたことに驚きました。さらに子育ての悩みを直接相談でき、その子に合った子育てについて一緒に考えてくれるなど、親にとってとても心強い施設なのではないかと思いました。また、障害のある子どもたちを治療を通して支援できるのは、草加市の強みであり、安心して子育てができるまちであると感じました。このレポートを通じて、子育て支援を始めとした草加市の取り組みについて、多くのことを学ぶことができました。知らなかったこともたくさんあり、今後も草加市に通う学生として、理解を深めていきたいと思います。

このページに関する問い合わせ先

市長室 広報課
住所:〒340-8550 草加市高砂1丁目1番1号
電話番号:048-922-0549
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